このページは、2004年当時、株式会社ナチュラルスピリット様のホームページに掲載されていた内容を転載したものです。

僕は2004年4月に約3週間をかけて、沖縄の77ヶ所の聖地を巡礼させていただきました。

その際には、ナチュラルスピリット様に甚大なサポートをいただき、HPに日記を掲載いただいておりました。

巡礼当時、僕が沖縄の地から、夜な夜な送る日記メールを、ご多忙にも関わらずリアルタイムに更新し続けて下さりました。

ナチュラルスピリット社の佐々木様と、その活動をサポートして下さった今井社長に心から感謝しております。

そして、ご掲載いただいた巡礼日記にアクセスいただいた方は、2005年8月までに12万人に達しました。

また、この日記を書籍として発刊下さった明窓出版の麻生編集長にも深く感謝しております。

今でも読者様よりありがたい感想メールをいただきます。

「沖縄の神様にご挨拶して移住しよー!!」というライトなノリで巡礼を始めた40男が何を体験し、そして、その体験談を通じて、何を伝えようとしているのか?

少しでもお感じになっていただけましたら幸いです。

なお、当時ナチュラルスピリット社のHPには、次のような書きだしで日記を掲載していただきました。

それでは、お楽しみ下さい!

 

特別企画
いつも「あったかいハート&笑顔」で人々を癒す、中川角司さんが20余年のサラリーマン生活
に別れを告げ、体ひとつで沖縄の聖地を徒歩で一周するリアルタイム体験記



そうか!!沖縄だったんだぁ!


〜前日までサラリーマンだった40男が、徒歩で沖縄を一周
出会いと感謝と祈りの旅そのものがミソギとなり、
人生の古い殻を脱ぎ捨てる!沖縄聖地巡礼の旅〜
Θ旅人Θ
中川角司 1962年生まれ/かに座/AB型/黄色い自己存在の種
沖縄スピリチュアルコンベンション(ちゅぴこん)主催、マザーシップ主宰
ドルフィン・スター・テンプルの透視コースレベル3修了
2004年3月末まで、企業の人材教育担当のサラリーマン
2004年4月より沖縄移住に際して、沖縄の神様にご挨拶をする必要を感じて祈りの聖地巡礼を決意する。

♪日程♪
2004年3月31日〜約3週間

Ψ順路Ψ
斎場御獄(セーファーウタキ)からスタートして、時計回りに沖縄の海岸線を徒歩にて進みます。
そして、再び斎場御獄にゴールします。


大盛況だった「第一回沖縄ちゅぴこん」を主催する中川角司さん。
弊社ナチュスピとは、とあるイベントがきっかけでご縁をいただき、沖縄への移住と聖地巡礼の旅のお話をうかがいました。そして中川さんの真摯でまっすぐな姿勢に感銘をうけた私たちは、彼の毎日の足取りを追うことによって、HPをご覧になってくださっている皆さんとも、この沖縄巡礼のミソギ体験をシェアしていただきたいと思い、この特別企画のページを制作しました。


●リアルタイム ほぼ毎日更新! ●
中川さんからほぼ毎日送られてくる、日記メールをそのままUPします!
その日の体験や今何を感じているのか?

中川さんの一日の予定

宿泊は野宿、テント+寝袋
早朝3時に起床、6時まで瞑想、朝食を少しだけ取り、夕暮れまで歩き続ける
各所の聖地で祈りを捧げる

まさに命がけのミソギの旅!
みんなで彼の道中の安全を祈りましょう!!

最初の5日間は地元の神人(カミンチュ)さんが、案内役をかって出てくださったそうです。 この旅の基軸をつくるために、東西南北をまず巡礼して、木・火・土・金・水・太陽・月の結び をつくるそうです。旅の途中でスポット的に参加したい方も何人かいらっしゃるようです。
かなり面白いことになりそうですね!
毎日の現在位置が地図上にUPされます!
(一部補足できない地域あり)




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※リンクは解除してあります
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沖縄入り1日目 2004年3月29日(月)

僕は3月27日で、約20年間お世話になったサラリーマン人生を卒業した。

今日は晴れて出社しなくてよい日である。
そして、2年後から永住する予定の沖縄に向けた巡礼への出発日でもある。

今晩は、先月の第1回沖縄ちゅぴこん(過去世を見てもらったり、占いしたり、クリスタル買ったり、オーラ写真撮ったりというスピリチュアルな展示会です)をサポートいただいた皆様との打ち上げもある。

第1回沖縄ちゅぴこんは、初回にも関わらず733名のお客様にご来場いただけて本当にビックリでした。
当日は終わりの時間が遅く、打ち上げができなかったので、1ヶ月経って、やっとできたという感じである。

かなり前からサラリーマンという職業に違和感を覚えていて、ここは自分の住む世界ではないなと割り切りつつ勤めていたけれど、5年前の37歳の時に「42歳までに会社を辞めるぞ」とコミットした。
そして、まさしくコミットが成就して、41歳8ヶ月でめでたく退職にいたりました。

サラリーマン最後のメールは社内へのご挨拶となった。
僕がどんな方向に進みたいか、どんな世界に住みたいかを少し書いた。

「仕事を通じて私は成長してきましたが、職務内容は日進月歩で高度になってゆきます。
しかし、それとは別に普遍的に大切なものは、極めてシンプルに存在しています。
私はそんな部分を大切にする世界で、自分を活かしたいと思っていました。
そこで数年前よりシタタメテいたプランを進めさせていただくことにいたしました。お許しください。
これからは世界の平和に向けたアクションや、社会貢献的な活動などを基盤に進めていきます。
4月早々からは沖縄と千葉を行ったり来たりして、2年後を目処に移住する計画です。」

要約するとそんな内容だ。一般サラリーマンの世界でこんなことを言うのは、軽めのカミングアウトだったかも知れない。
そして、退職後に、何人かの社員の方から「共感するよ」というメールが自宅に届いた。

僕はこの次元、この時代、この地球に生かされている自分の全てを効率的に活用して、より良い世界になることを切に祈る。
自分の行動、言動、態度、表情などを通じて、そんな風になればいいなと思っています。

プチ・カミングアウトとは言っても、僕が沖縄ちゅぴこんやBe Good Cafe 沖縄(平和活動や環境問題について考えるトークイベントです)をやらせていただくことは会社には言っていない。
だから、「世界の平和に向けたアクションや、社会貢献的な活動など」という表現になっているのはご愛嬌である。

まだ分かってくれないだろうという気持ちが僕の中にあるからこんな表現を使ったけど、そんな気持ちがあれば、当然分かってもらえない状況になりますよね。
そんな自分を今回の沖縄1周を通じて、どこまでもオープンな人間になるように修練したいとあらためて思いました。

夜の懇親会はたいへん楽しく、沖縄の人の大らかさに包まれました。

ありがとうございます。
全てに感謝

 

沖縄入り2日目 2004年3月30日(火)

朝8時に、巡礼の水先案内をしてくれる沖縄の神人(カミンチュ)さんと待ち合わせをした。

今回は、ひとりで沖縄本島300kmを歩くつもりでいたけれども、果たしてどこをどのように廻れば巡礼になるのか?
それで、第1回沖縄ちゅぴこんに参加してくれた神人さんに、その会場でポイントを伺っていた。

「中川と申します。はじめまして。
あのー、沖縄本島の外周300kmを歩いて巡礼したいのです。
これから沖縄に移住するために、沖縄の神様にまずご挨拶をしたいのです。
たくさんある御嶽(ウタキ:その土地の聖地)やウガンジュ(拝む所)のどこをどのように廻ればよいか、まったく分かっていないのです。
すみませんが、ポイントを教えてくださいますか?」

「いろいろありまして一言では説明できませんが、よかったら、ご一緒に廻りましょうか?」

「えぇっ、ホントですか?」

「はい。私がご案内しましょう。」

ということで、はじめは一人でとにかく廻ってみるつもりの計画だったけれど、こうして、沖縄の神様に仕える方のご厚意で、一緒に廻っていただけることになりました。
なんだかよく分かりませんが、僕が沖縄一周しようと思ったことも、そして、神人さんが一緒に廻ってくれることになったことも、大きなエネルギーに動かされている感じがします。

神人さんとは、久しぶりの再会でした。
そして事前にメールでこんな提案をされていました。

「ご苦労様です 。
もし中川さんがよろしかったら、3月31日から4月5日までの間に沖縄本島の東西南北を巡礼し、貴方に火、水、木、金、土、太陽、月、天地の結びをいたし、貴方様の軸立てを私に案内させていただけませんか。
それはあくまでも基礎の段階ですが、貴方にとりまして本当に大事なことを知り、欠かせない神の力、光、愛を得る事ができます。
ぜひ私に御案内をさせてください。」
沖縄聖地の地図

 

最初の6日間で、一挙に東西南北を繋ぐということは、車を使っての移動になる。
徒歩だと6週間ぐらいかかってしまうし、そんなには時間が無い。

今の僕の基本ポリシーは、「来たものは全て受け入れる」「僕自身がエネルギーの流れを変えることはしない」である。
だから、ありがたいご提案に、全て流れに身を任せることにしました。

徒歩ではない部分があっても、神人さんの提案がスゴイことに感じたので、それでいいやと思いました。だって、神人さんが一緒に廻ってくれることからして、新しい流れなのですから、今さら細かいことにこだわるのはやめました。

今日は、沖縄の地図を広げてルートを説明してくれました。
聖地には赤いシールが貼ってあります。
あらためて、沖縄は聖地の塊であることが理解できました。

こんな地図どこにもないでしょうね。
すっごくワクワクしてきた。
ひっぱられるエネルギーを感じます。

全てに感謝

 

沖縄入り3日目 【巡礼初日】 2004年3月31日(水)

◆巡礼地:恩納村(オンナソン)

@真栄田岬(マエダミサキ)の再誕の洞窟 【1聖地目】

海風のぴゅーぴゅー吹き抜ける断崖を通り、海沿いの洞窟に下りていく。

再誕の洞窟

幻想的なブルーの水を抱く洞窟は、まさに再誕の儀式のために用意された聖地であった。
この洞窟にはブルーの入り江の他に、奥まった岩場の陰に海水が湧き出てくる小さな池がある。 そこは暗くて懐中電灯がないとちょっと怖い。
池はボッコリと突然、足が立たないほど深くなっていて、しかも、岩場の底に向かって水路になっているので、吸い込まれる感覚もある。

「ここは母の子宮なんです。」

神人さんがいろいろと教えてくれる。

「そうなんですか。」

僕にはひとつひとつが新しいことばかり。

「では、その水の上の岩につかまった状態で、頭まで7回潜ることを繰り返して、8回目に岩場から手を離して、こちらまで泳いできてください。
そして、この細い岩の中をくぐって、こちらから出てきてください。」

つまり、薄暗い池の海水(子宮)に頭まで身体を浸して、頭上30cmの岩場をつかんで懸垂を7回するということである。
そして、8回目に浮かんできた時に、今度は反対側の細い岩場の産道まで泳いできて、まさに身体をグルッと岩の中で回転させることで表に出てこられる仕組みになっている。
まさに再誕である。

僕は泳げない。足が着かないと怖い感覚がある。
そして、海に入ることそのものに抵抗があって、いつも最初は顔を水につける時に激しく動揺してしまう。
しかも、今回は暗いでしょ。池の底にスンゴイものが待ち伏せていたらどうしようって、ちょっとビビったことを白状します。

だけど、ここにきて後戻りはできないのである。意識では冷静になろうとしているけど、緊張していたね。
水に入る直前に、神人さんから瞑想をするように言われた。
神人さんは、これから中川角司という者が再誕の儀式をすることについて、祝詞を上げるような口調で神様に報告してくれている。僕も真剣に瞑想に取り組んでいる。
その時。

『(この儀式を)しかと受け止めたぁ!』

という神様の声が頭の中で響いた。かなりビックリした。
まさかこういう展開だとは思ってもいなかった。もう腹を決めるしかない。

僕は反射的に立ち上がり、池に入った。
もう無の心境で岩場に手をかけ、7回懸垂した。
1回頭まで潜るたびに、動悸がして、その場を去りたくなる。

暗い中で足の着かない恐怖が襲ってくる。
でも「やめないぞ!生まれ変わるんだ!」と心で叫び、1回ごとに動悸が去るのを少しずつ待って、なんとか終えました。

8回目に浮上したあとは無我夢中で産道までたどり着き、身体をググッと押し込んでいた。
産道は狭く、100キロも体重がある人はぜったいに無理である。
100キロ以上の人はどうすんのかなと今では素朴な疑問も沸いてくるが、その時はそんな余裕まったく無し。

「生まれたぁ!」

不思議なのは、岩の産道を抜ける時には、自分でも身体を回転させながら出てきた。
赤ん坊が回転したくなる気持ちが少し分かった気がした。
振り返れば、自分の中では無の心境で、とにかく前に進むことだけを考えて出てきたと思う。

それにしても再誕かぁ。
スゴイ経験をしたもんだ。

A白龍様へのご挨拶 【2聖地目】

次に巡礼したのは、同じ真栄田岬にある別の洞窟である。ここには白龍様が宿っているという。

そこは波が押し寄せる岩の裂け目にあった。引き潮の時にしか入れない所である。
細い隙間を奥に進むと、大人が10人ほど立てる空間が登場する。この空間のド真ん中に鎮座するのは、山側から海側にむかって、つき進むようなエネルギーを持つ白龍である。

「わー、ホントに龍神様だぁ。」

大きさにして高さ1m、幅1m、奥行き4mの岩でできた龍神様の頭部がお出ましになった。

神人さんが説明してくれます。

「これは命を生み出す力を持っています。あとで行く、もう1ヶ所と対になっている聖地ですね。」

そこへ突然大きめの波が隙間からサブーンと入ってきて、ビビった。

「こんな感じの大きな波は神様からの挨拶ですよ。」

ビックリしている僕に神人さんが説明してくれた。
でも、波が続くとこの空間が埋もれてしまうので、ちょっとやばそうな雰囲気を感じた。

「では、ここを出て次に行きましょう。」

僕の気配を察知して、神人さんが促してくれた。

B母なる子宮 【3聖地目】

次は、別の裂け目から続く穴に入った。

まさに「穴」で、ここも100キロ以上の人が入れないぐらいにごくごく小さい。
その穴を腹ばいになって奥まで進むと、そこには大人4人が座れるほどの空間があった。
神人さんがロウソクを灯すと、空間の真中には、直径50cmぐらいの卵型の石があった。

「この石は、まさに命を生み出す力ですね。
さっきの白龍と対の力です。
白龍が男性の力、こちらが女性の力です。
それを潮満つ(シオミツ)の力といいます。
誰も見ていないこんな所で、自然は命が生まれるエネルギーを地球に降り注いでいるのです。」

神人さんの説明を聞いていると、神の現象は自然界に垣間見ることができると感じた。
こんな神聖な造形は人間には創れないね。

 

「では生年月日と干支をおっしゃって挨拶してください。」

「はい。千葉県から参りました中川角司と申します。
お世話になります。
昭和37年7月21日生まれの寅年の男です。
本日、こちらに来させていただくご縁を頂戴することができました。
ありがとうございました。」

しばし、瞑想をさせていただきました。
その時に言葉をいただきました。

『愛をもって天と地を和合せよ』

はい。しかと受け止めました。ありがとうございます。

なお、写真を撮ろうとデジカメは常に持ち歩いているが、このような聖地でカシャカシャとやるのは思った以上にとても抵抗があることが分かった。
まるで他人の家に土足で上がるような感覚が湧いてきて、ちょっとシャッターを押せない。

これより、神人さんに撮ったらいいと言っていただける所だけ撮るようにした。

C黒龍様の居られる世界 【4聖地目】

さらに腰までを海に浸けて海岸線沿いに歩いていきました。

4月に海開きが行われる沖縄とはいえ、海の水はまだ冷たいです。
ついた洞窟には、生命のエネルギーである、潮満ち、潮引きの作用がある造形物がありました。

「神界、自然界、霊界、人、この4つのエネルギーが入り混じり、この場所を中心に統合されています。」

神人さんが説明してくれます。
確かに真中に立って見回すと、織り成すエネルギーを感じました。

「ここで瞑想をしてください。」

神人さんに指示されるまま、真中に座って瞑想をはじめました。
ご挨拶も兼ねて、頭の中で

 

「中川角司と申します。
もしも私にお役目があるのでしたら、何卒お力添えをお願いいたします。
私は人間として精一杯のことをして参ります。」

 

と念じていた。するとその時に。

『そのまま進めよ!』

という声が聞こえた。
声をいただいたので、天と地と人間を意味する3回の拍手を打って、瞑想を終了した。
さらにそのタイミングで、洞窟の奥から何やら動物の鳴き声のようなものが聞こえてきた。

『ウォーーーン。ウォーーーン。ウォーーーン……』

これは頭の中に届く声ではなく、3次元的に耳から聞こえている。
ちょっと驚いた。

黒龍様の洞窟

「中川さん、聞こえますか?」

「ええ。なんですか、これ?」

「龍神様がお応えくださっているんですよ。
今、中川さんが願ったことに応えてくれているんです。
いやぁー、ビックリです!
私10年ここに人をお連れしていますけど、3人目ですよ。」

「そうなんですか?
なんかスゴイんですね。」

自分が特別な存在だなんて思わないけど、龍神様が何か期待してくれているのなら本当にありがたい話である。
自分が進む方向は間違っていないと思うので、ホントに精一杯やろうと思いました。

ありがとうございます。

D自然界の豊かさをいただく聖地 【5聖地目】

今度は少し戻って違う洞窟に入りました。

「ほら、ここには亀がいるでしょう。」

と神人さん。突起した石は確かに亀の頭です。

「ほら、こっちは龍ですね。
ここが天で、ここが地。
あの岩のぶつぶつは五穀です。
ここは自然界の豊かさをいただく聖地なんです。
そして、この洞窟の正面には、波を防ぐ自然の防波堤がありますね。
この防波堤の右と左から命のエネルギーが入ってきて全てを生み出します。
つまり、ここには母の仕組みがあるんです。」

神人さんが説明してくれました。

「何年もかかって、神が体現された姿ですよ。」

「ではグランド・キャニオンなんかもそうですか?」

「間違いなくネイティブ・アメリカンの聖地でしょうね。」

今まで何気なく見ていた自然の造形美には、やはり神が宿っていたのです。
なんとスゴイことでしょう。
ここから自然を見る目が変りました。

何か意味がありそうな形には畏怖を感じます。

E天主様ご降臨の地 【6聖地目】

今度は海から上がり、岬の突端にある山の麓まで行きました。

「ここは天主様が降りられる所です。
これまでに授かったものをここで報告してください。」

指示された通りにご報告申し上げました。

ありがとうございます。

F万座毛(マンザモウ) 【7聖地目】

しばし移動。

「中川さん。ここには4月19日にも来ますから。」

「どうしてその日なんですか?」

「19日は大潮なんですよ。
この岬の下に、大潮にならないと入れない聖地があるんです。」

大潮とは、新月や満月の前後数日間で、海面の水位がかなり下がる日であるらしい。
つまり、海水が目いっぱい引いた状態でないと現れない聖地なのだそうだ。

「スゴイですね。」

ということで、本日は洞窟には入らないけど、もう1つの聖地にご挨拶のみをさせていただきました。

◆巡礼地:読谷村(ヨミタンソン)

G残波岬(ザンパミサキ) 【8聖地目】
残波岬の真っ青な海

またまた移動。

残波岬の灯台に行ったら、クジラがいた……らしい。
神人さんが見つけたけど、僕が凝視していても、見つけられなかった。

「クジラたちは季節ごとに移動しているんですよ。」

沖縄では、2月、3月がクジラ・ウォッチングのピークだそうだ。
自分の目で見ることはできなかったけど、近くに泳いでいるんだなぁと思うと、なんだかステキでした。
クジラそのものが聖なる存在なんだと感じました。

あとで神人さんから言われましたが、
ここでも僕はメッセージを受け取っていたらしいです。
ただ、ここでは瞑想しなかったので、僕自身は気づいていません。

僕が受信できようができまいが、神人さんには僕が受けたメッセージが全て分かっている。
なので、あとから、「ここで何を感じました?」と言われて、正直に自分が見たもの聞いたもの感じたものを答えるわけだが、なんとなく受け取ったものについてテストがなされているように感じる。

神人さんからあまり言ってはくれないけれど、僕が受け取ったものを説明すると、頷いたり、「そうですね」とか言ってくれたりする。
逆に受信した内容をきちんと受け取っていなかったり、分からなかったりしたとしても、神人さんは基本的に内容を教えてくれない。

あくまで自分で認識したことが教えであり、腹に落ちて行動できると言う。
人から教えてもらって進めても、どこかで壁に当たった時に、あの教えは本当だったのだろうか?とか、いろいろと理由をつけてしまい、自分の腹に落ちていないものになるそうです。

なお、この地では受信したことを認識しなかったけど、これまではだいたい合っているようである。

我ながら素直に嬉しく思う。

◆巡礼地:恩納村

H山田 【9聖地目】

この日の仕上げとして、火の神様にご挨拶に伺います。

途中、神人さんはかなりのゲップを繰り返しています。
火の神様は山の上に居られます。
ご挨拶を申し上げて、上から見下ろす洞窟を見ていると。

「中川さん。ここどんな感じがしますか?」

「むなしいとか、さびしいですね。」

「実はここでは完了しないということなんですね。
何を言っているかというと、今回提案した6日間の東西南北の行では、中川さんにとっては足りないということなんです。
先ほど私は車を運転しながらゲップをしてましたでしょ。
ああいう時はメッセージが降りてきているんです。
そこで今回の巡礼について、メッセージがありました。
それを伝えますので、あとは中川さんが判断してくれませんか。」

「は、はい。」

「今回、基本ラインを結ぶことにしてたんですが、先ほど、もっと強化したラインを結ぶように言われました。
しかし、それには日数がかかりますから、中川さんの当初の希望である歩いて1周というのとは違ってきてしまいます。
だから、私にはこっちにしたらどうですか、とは言えません。」

「ええ、まぁそうなんですが、今回こうして一緒に歩いてくださると言っていただけた時点でエネルギーが変わったのを感じましたし、僕は流れに乗るというのをやってますから、その強化ラインを結ぶ巡礼でいいです。
よろしくお願いします。」

これでまた車での移動が増えることになるけれど、流れだからしょうがないと思った。
それと、僕一人では聖地を見つけられないと思ったから。

なぜなら聖地は造形の緻密な美しさの中にあったり、かなり薄暗い洞窟だったりするから。
地図には載っていないから、アタリをつけること自体ができない。
聖地でご挨拶できなきゃ、徒歩で1周まわっても、意味は半減する。

だって、僕は真面目に沖縄の神様にご挨拶してから移住しようと思っているから。
だから、神人さんから提案があったら、それは乗るしかない。

今日は西の聖地だった。
さてさて明日は東の聖地である。

全てに感謝

 

沖縄入り4日目 【巡礼2日目】 2004年4月1日(木)
◆巡礼地:与那城(ヨナシロ)

@伊計島(イケイジマ)の浜 【10聖地目】

今日は、東のエネルギーをいただく日である。まずは海岸に行った。

しばし散策のあと、岩場の外れまで来た時に、神人さんがここの海の仕組みを説明してくれた。
この海岸線全体に大きく龍の仕組みがあるという。

「この海岸の少し外側には、かなり大きいリーフ(サンゴ礁)があります。
船の行き来のスペースを除いて、この海に邪が入ってこない
ように守っているんですよ。」

自然の作用でできたものにも神の意識を見出す沖縄の人々には頭が下がります。
神人さんが、僕のことを神様に紹介してくれています。

そして、雨乞いの祈りをささげます。
沖縄はしばらく乾燥が続いており、何年か振りに給水制限が発令されそうな気配だからです。

「では、ここで瞑想をしてください。」

嬉しい!
瞑想をする場面では必ずメッセージを受け取れるようになってきていたから。神人さんが下がってくれて僕は瞑想に入った。
5分ほど経ってからメッセージが来た。

『(この次元、この地球に)生かされていることを知れ。
(そして、その意味を理解し)まずそなたから(実践せよ)。』

ううっ。ありがとうございます。
しかといただきました。

「中川さん、何かメッセージ来たでしょう。」

「はい。」

「何か入ってくる感じはありました?」

「いいえ。」

「後ろから見ていたら、中川さんに光が差し込んできて、中川さんが光に包まれているのが見えましたよ。」
伊計島の畑

 

自分では見えないけれど、しっかりと見守られている気配は感じています。
この世の中は、本当は愛と感謝しかないのだと実感します。

それから、信じがたいことを経験した。雨乞いの祈りから30分後に、なんと雨が降ってきたのだ。
偶然と言えば偶然かもしれない。
しかし、僕は貴重なものを見せてもらったように思える。

ありがとうございます。
全てに感謝

A犬名川(インナガワ) 【11聖地目】

ここはかつて水源の乏しかったこの島を支えることになった、貴重な水の発見の地である。

畑作業をしていた農夫の飼い犬が崖の下に行って戻ってくると、いつも濡れていて、不思議に思った農夫が行ってみると、キレイな水がこんこんと溢れていたという場所です。

今では使われていない水源だけど、今でも少しずつ水が溢れています。
ここで祈りをして、持参した水をお供えした。
直感で、今回きっと結ぶ意味があると思って、先月行った幣立神宮の龍神池で汲んできた水を持ってきていた。

この水を犬名川の湧き水の池に注がせていただいた。
その瞬間、周辺の波動がはっきりとクリアに変わった。

「わお!!」

かなり驚いたので、僕は目を剥いて後ろにいる神人さんを振り返った。
不動の神人さん。

正面を向き直して見たものは、金の龍と銀の龍が交差しながら、らせん状に軌跡を描いて天に昇っていくビジョンであった。
体長30cmほどの龍でした。龍が昇りきったら、池の奥からピカァーッと光が射してきました。
メッセージはなかったけれど、とても感動してしばらく動けませんでした。

「金と銀の龍か。
とても意味がありますね。
中川さん、この意味が分かりますか?」

「いえ、分かりません。」

自分で感じることが必要な場合は、決して教えてくれません。
でも僕もその方がいいと思っていて、その状態を受け入れています。

教えてもらうと、いただいたメッセージなのか、自分の妄想なのかの区別がつかなくなって、結局は迷うのです。
なんでもかんでも教えることが親切なのか、それとも人が成長するように待つのか、神人さんが身体で示してくれているように感じます。

ありがとうございます。

B畑の奥の聖地 【12聖地目】

ここは畑が広がっている土地である。

畑しかない。
なんの変哲もない場所に神人さんが車を停めました。

「着きました。」

畑の奥の聖地

ど、どこが聖地かな?という感じで僕も車を降りました。
畑の後ろにはちょっとした森がありますが、ここのようです。
たぶん、普通の人はあえて入ろうなんて思わない所です。

藪をかき分けながら、しばらく獣道のようなエリアを進むと、大きな岩とその下に洞窟のあるのが見えました。
ここのようです。コウモリが出そうな洞窟を懐中電灯とロウソクで照らしながら入っていきます。
いつものように神人さんの後を恐る恐るついていきます。

そうだ。日記に書き忘れましたが、先日小さい穴を四つんばいで進んでいる時に、神人さんがオナラをしました。これマジですよ!!

「あ。屁をしてしまいました。」

僕はすぐその後に四つんばいで進んでいる。

「えぇ……。」

まるでクレヨンしんちゃんの世界である。
余裕がなかったので、「えぇ」としかいえなかったが、こういう状況でこそ、気の利いたセリフを言えるかどうかが人間の厚みだなと思いました。(笑)

神人さんに距離を取って洞窟を進みますと、一番奥の荘厳な空間に着きました。
これは完全に龍神様の宿る気配です。
神人さんが祈りをあげてくれました。

 

「中川さん。ロウソクを消して真っ暗にして瞑想してください。」

後で聞いた話だが、神人さんから瞑想を促される時には、僕が何かを感じとる必要がある場合らしい。
それが分かってからは、「ではここで瞑想してください」というお導きはちょっと嬉しい。
何が来るのかワクワクします。

ロウソクを消し、真っ暗な闇のなかで「目を開けて」瞑想した。
しばらくして、目の前に薄紫の光がぼやっと動いているのを認識した。
動いているというかクルクルと回っている感じです。

でもこれは割と普段から見る映像である。自分では目に何かの残像がよぎるのだろうと思っていて普段も気にしていなかった。
「あー、また光の残像が残っているなぁ」という感じです。
その後でメッセージが来た。

『人を支え、人に尽くし、人と共に進めよ。』

しかと受け取りました。
僕は人と共に歩んでいきます。ありがとうございます。
洞窟を出ました。

「中川さん、何か見えましたか?」

「いえ。何も。」

「ではこれは教えますがね。
中川さんの目の前をキレイな光の輪がクルクルと回っていたんですよ。」

「えーーーーー!!
あれは残像じゃなかったんですか。
普段からあれ見えてますよ。
そうか、そうだったんですね。見えていたんですね。
かなり驚きました。
でも教えていただいてありがたいです。
そうでなかったら、いつまでも目がおかしいと思っていたと思います。」

メッセージはもちろんありがたいし、このことを教えていただけたことはギフトでした。

ありがとうございます。

C小高い山 【13聖地目】

洞窟の次はこの島で一番高い丘に登った。

毎日キツイ行程である。あー、シンド。
神人さんが祝詞をあげられている間、激しい眠気が襲ってきた。
うぅ、立っていられない。

そこで携帯電話が鳴って話をしたので、眠気から解放された。
祝詞の途中で中座したので申し訳なかったですが、あのままだったら座り込んでいたと思えました。

「西の太陽と東の太陽が同時に昇るのは凄いね。」

神人さんが訳の分からないことをおっしゃってます。

「なんですか?」

「分からない?」

「はい。分かりません。」

「今、この空の上からあなたに光が入ってきてました。」

そうだったのか。突然に眠くなるのはエネルギーが入ってきている状況だということが分かった。
でも「西の太陽と東の太陽」の意味はよく分かりませんでした。

まぁ、分からなくても深追いはしない今日この頃です。
とにかく、この神人さんは、僕に素晴らしいエネルギーをたくさんくれる場所に連れていってくれます。
不思議です。

なお、ここまで僕は一切お金を支払っていない。
もともと自分ひとりで巡礼する予定で、場所だけを伺いたかったから、ガイドをしていただく予算なんて無い。
なのに、この神人さんは、自分の時間と自分のお金と自分の宿を提供してくれて僕の水先案内をしてくれている。

不思議といえばそれが一番不思議だったりする。

全てに感謝

 

沖縄入り5日目 【巡礼3日目】 2004年4月2日(金)

◆巡礼地:◎◎◎市

@とある洞窟 【14聖地目】

ここは普通の住宅街です。

この裏山に聖地があり、大地の母がいらっしゃいます。
そして、いつものように神人さんが説明してくれます。

「この聖地は斎場御嶽(セイファーウタキ)と同じレベルの御嶽でした。
かつては琉球の王様がどちらにも同じくお参りしていたということです。
ですが、この聖地の神様は艮金神(ウシトラコンジン)なので、琉球の王様が権力という欲が出てきた時に、この正しく律する神様をうるさく思って封印してしまいました。
そして、今から50年前にある神人に降りた啓示に従って岩をどけたら、中から洞窟がでてきたんです。」

つまり隠されてきた聖地ってことかな。
この洞窟は下に向かっている。かなり深い。
僕は一番奥まで入れていただけたけど、30メートルは下る。

「今日は特別だから、正式な道順で廻りましょう。」

いつもは安全な道を通るのが順路だそうですが、今日はいつもとは反対回りの道で行きます。
でも道といっても道ではありません。

断崖になっているので、6メートルのハシゴを入口から入れて、途中まで担いで、この断崖にかけていきます。
かなりの力技です。
さらにハシゴの足場が弱いので、安全ではありません。確かにいつも案内できるルートではないと思いました。

今日は同行者がいらっしゃいます。
ミュージシャンのどんとさんの奥様である小嶋さちほさんです。乙姫様のような雰囲気をもたれているステキな方です。
第1回の沖縄ちゅぴこんにもゲストとしていらしていただけましたが、まさかこんな所で再会するとは何やらご縁がありそうですね。

何段か降りていくと、ちょっと開けた空間がありました。
何かこっちをジロッと見ている気配があります。

「わお、龍神様ぁ!」

長さ2メートルの頭部が空間に突き出していました。
頭部の下は5メートルの崖になっています。

「では、頭に乗って瞑想してください。
この龍神に乗れるようになったのはほんの数年前です。」

これまでは荒ぶる気性でこれより先に侵入するものを防いでいたそうである。
神人さんに言われて、さちほさんが先に、僕が次に乗せていただきました。
まるでネバーエンディングストーリーのドラゴンに乗っているようです。

さちほさんのオトダマの声と神人さんの笛や民謡が近くで奏でられています。
なんという素晴らしい音でしょう。これはかなり贅沢なライブです。
この環境でしばし瞑想。数分でメッセージがありました。

『おかえり。よくぞ自分の道に気づいた。
戻せよ。直せよ。
あなたを支援する。』

大きなメッセージでした。涙が出ました。
目を開けて顔を上げたら、鼻水もしっかり2本垂れていて、暗くてよかったと思いました。
ありがとうございます。しかと受け止めました。
戻してまいります。

龍神様の場所からさらに進むと、お腹の大きい女性の下半身と、その下に生み出した赤ちゃんを示す石がありました。

「この女性のお腹に頭をつけて瞑想してください。」

さちほさんの後に僕も頭をつけて瞑想しました。
すぐにメッセージがきました。

『よく来た、我が子よ。
普遍的に大切なものに気づかなければ、人間が存在する意味はない。』

泣けました。
受け止めましたが、たいへんなメッセージでした。
なんとかしないといけません。焦ります。

強烈な母のエネルギーでしたが、大きな愛と共に
厳しさも持ち合わせていらっしゃる方でした。
だから琉球の王様は封印したくなったのだなと理解しました。

さらに進み、一番奥の院まで入ることを許可していただきました。
ここまで来た人は少ないそうです。

大地に巨大な隙間があります。ここが一番奥の聖地です。
同じくさちほさんが瞑想して、次に僕が瞑想に入りました。

メッセージが出始めた時に、神人さんが民謡を歌いはじめました。
そこでのメッセージは「歌を聞け」でした。

『あなたが願うことは私の願いと同じです。
この歌を聞きなさい。』

神人さんが歌う民謡はこの世を正しくしたいと願う者への支援の歌でした。

こんな歌詞には弱いです。またしても鼻水2本です。
大地に額をつけて祈り、平和な世界に戻ることを一生懸命願いました。

洞窟の中の帰路、さっき頭部だけ出ていた龍神様の身体の部分が出てきた。
ウロコの感じがもう完全に龍の波動でした。
この龍神様をつたって降りてくる水を額にいただき、洞窟を後にしました。

泥だらけのさちほさんはこれからライブだそうです。
沖縄のアーチストは神の世界で真面目に祈りをささげ、その波動を楽器や陶器や絵画を通じて一般社会に送りだし、この世を正しくするお役目を担っているのだと理解しました。
スゴイことですね。

ありがとうございます。

A巨大な神の手 【15聖地目】

次は地上だけど、大きな祠(ほこら)になっているウガンジュに行った。

「この正面に見えるものが分かりますか?」

おー、大きな手だ。
巨大な左手が天井から地面に向かって降ろされる感じで突き出ている。孫悟空のお釈迦様の手が下を向いているイメージです。
こちらの手の意味を正確には忘れてしまったのですが、確か良くないことをしても、何度でもやり直させていただける慈悲の手だったと思います。

とにかく自然の造形美がそこにあり、古代の人々がこの手に神を見出したのです。
沖縄は自然の中に神を見出し、自然と共に生きることこそ、神と生きる本質だと理解していた国なのだとあらためて思いました。
これはかなり進んだ精神性だと思います。スゴすぎます。

世界各国のネイティブ民族が自然と共に暮らす中で、人間という生物の本来の力を保持していることに頭が下がります。
例えば、オーストラリアのアボリジニは今でもテレパシーで交信をしているそうです。
その中では、ウソなどつけませんし、恐らく彼らは「ウソ」という概念さえも知らないでしょう。

完全に3次元のビジネス競争社会になってしまっている日本がどこまで戻るか分かりませんが、僕は今、自然の中の聖地を廻らせていただくことで、なんとなく少しずつ、本来の人間の在り方が垣間見られてきた気がしています。

それにしても、なぜ神人さんが僕を案内してくれているのか?
実は今日分かりました。
僕は今回の巡礼をする上で、どこにどんな聖地があるのかを知らなかったから、そのポイントを第1回沖縄ちゅぴこんで出会った神人さんに伺ったわけですね。

 

「あのー、沖縄本島の外周300kmを歩いて巡礼したいのです。
すみませんが、ポイントを教えてくださいますか?」

初めて会ったのにいきなりこんな話を出したもんだから、神人さんはちょっと面食らっていて、しばし、動きが止まっていた。

そう、今日まで「面食らって動きが止まっていた」と思っていた。
ところがあの段階で、神人さんにお告げが来ていたから固まっていたそうです。

「あの時、【この者を支援しなさい】というメッセージがありました。」

ホンマですか?
まぁ神人さんがそう言うのだからきっとそうなのだろう。
これまでの話も全て事実を書いている。

だけど僕が頂戴したメッセージの信憑性を証明する手立ては無い。
「中川の妄想なんじゃないか。」そう言われてもいいやと思う。

今回の巡礼の話をなぜ僕がたくさんの皆さんに公開しているのかも、実は自分でもよく分かっていない。でもこうせよと直感が来ている。
一連の話は証明できないけど、とにかく僕は自分の衝動のままに書き、これを読んでいただけた人々の中で、たった一人の方に対してでも何かのきっかけになることができれば、きっとおそらくたぶん、意味があるのだと思っています。そう信じています。

ありがとうございます。
全てに感謝



沖縄入り6日目 【巡礼4日目】 2004年4月3日(土)

◆巡礼地:名護(ナゴ)の山奥

@名護の自然 【16聖地目】

今日は神人さんの紹介で、名護市の自然を保護されている方に名護市をご案内いただく予定です。

現地に着いて神人さんが言う。

「今日はいつものように洞窟に入って祈りを捧げる聖地巡りではなくて、神様からいただく豊かさを大自然の中で認識する日です。
本来は、一人一人が自分の使命に気づき、自然の中で生かされていることを認識することが、神を共に歩くということなんです。」

そうですよね。確かにそうだと思います。
この数日の巡礼の経験だけでも、神は自然の中に宿ることが実感できています。

それを理解した時からは、単にキレイとか美しいとかでは過ごせない気持ちになります。
ちょうど、3Dアートを見つめて、寄り目にしたら、その先にある絵柄が見えて感動しているのと似た心境でしょうか。

ミソギ(禊:清めの儀式)をし、神人さんの説明を真剣に伺い、自然を見る角度が少し変わっただけで見えてくるものがあるんですね。不思議です。

−−−−

見えてくるものといえば、実は2004年1月に沖縄に来た時、ある人とお会いしてこんな話をした。

「沖縄はキレイですねぇ。」と僕。

「いやー、あなたには本当の沖縄の素晴らしさは見えないさ。
あなたには修羅があるよ。
競争社会の修羅さ。
あんたがサラリーマンを辞めない限り、本当の沖縄の良さは見えないよ。」

ガツーン!でした。
自分は自分なりにちゃんとした見る目を持っていると思っていただけに、そして、この方が真面目に僕に言ってくれているのが分かりましたから、かなりショックでした。
僕は思いました。

「本当の沖縄の素晴らしさを見たい!」

僕が会社を辞めるきっかけをいただいたと言っても、過言ではないです。
このガツーンと言ってくれた方は、沖縄の名も無き聖者で、文字通り世間にお名前を出すことはなく、Sさん、S師、S先生などと呼ばれている方です。

僕はS先生とお会いするまで先生のことはあまり知りませんでした。
元々「目覚め」(高嶺善包・明窓出版刊)という書籍が有名であったとは後から知ります。

この時点では、「魂の目覚め」という書籍だけ読んでいて、その中に登場するS先生の言葉に神聖な気持ちを覚えていて、沖縄に行ったらぜひお会いしたいと思っていました。
後に「神とともに」(神立学・明窓出版刊)などを読み漁り、20年の歳月をかけて世界120ヶ国に光の柱を立てて歩いた方だと知って驚きました。

この方が目覚めて初期の頃は、子どもたちの心身の健やかな成長を願い、沖縄の全ての学校に花の種と神様の絵本を自費で配って歩いた。自費が底をつくと、息子の貯金箱を割ってまで花の種を買って配った。

あまりにも清らかな思いから出た行為がゆえ、その文章を読み、僕は涙する。
全て啓示で動かれたようで、安くない渡航費用は必要な分だけ勝手に現れてきたそうです。ホントに神とともにですね。

また、120ヶ国といっても観光ではなくて、北極点など誰も行かないような場所で裸になって心底からの祈りをすることで、光の御柱が立ち、地球が安定されるのだそうです。
そのような神行を20年もされてきたわけです。スゴイなぁ。

S先生が20年なら、お世話になっている神人さんも10年以上だし、そして、神人さんのお母様も40数年を祈りの行にかけてきた。そんな人たちがいたからこそ、今の守られた社会があるのだと心から思います。
本当にありがたいとしか思えません。

なお、この地球をさらに調和された世界に戻したいという気持ちは誰しもが持つと思う。
しかし、具体的に行動する人はかなり少ない。(どうして?)

僕は実行する人に心惹かれる。そして、僕も実行する人になりたいと心から思っている。
できることをきちんと実行することこそ、個人のレベルでできる地球を調和に戻すアクションだからだ。

ということで、当時はほとんどS先生のことを知らない僕だったけど、沖縄に入ると、不思議なご縁をいただき、不躾にもS先生のご自宅に電話をして、そして、ご自宅近くまで行く流れとなった。

夕方にお会いしたS先生は、農作業をされているような服装でした。
車から降りてきて、僕を見つけてくれて開口一番。

 

「お腹すいてない?」

 

突然やって来た訳の分からん男を出迎えてくれたのです。

何気ない普通の言葉ですが、実際にお腹のすいていた私は、まるで見透かされているかのように、なんとありがたいご配慮をいただいたのだろうと頭が下がりました。近くの食堂に入り、僕はS先生と二人きりで食事をする機会に恵まれました。
本当にありえないありがたいご縁でした。

2時間近くもマンツーマンでお時間を共有させていただき、僕が願うことや、沖縄ちゅぴこんのことを話しますと、このように言っていただきました。

 

「もう私は隠居だからね。思ったならやってごらんよ。神様は見ていてくれるよ。」

 

支払いの時、当然私が支払おうとすると、再びありがたいお言葉です。

 

「中川さんがわざわざ来てくれたんだから私が払うよ」

 

かなり恐縮しましたが、結局、ご馳走になってしまいました。

外に出ますとS先生の住む村は満点の星空!

 

「ほーら。こうやって見てごらん!!」

 

S先生は両手を双眼鏡のように目の前に持っていってます。
僕もそのようにしてみると、その手が周囲の光を遮断して、夜空の星がクッキリと見えるのでした。

S先生のまるで少年のようなその仕草と優しい声音に、僕は心打たれました。
人間として、心底ピュアな方だと感じ、ご縁に感謝しきりでした。

全ては流れです。しかも、それは全部用意されています。
あとはその流れに乗るか乗らないかで、それは自分の選択しかないですよね。
僕は少しずつ見えてきた「本当の沖縄の自然」に神を感じています。

学校の巨大な木

−−−−

名護市の自然を保護されている方は、単なる自然保護という役目ではなく、沖縄の文化保全という観点でお仕事をされている。

 

「この花は時間帯で色が変わるんですよ。この木は樹齢200年ぐらいですね。
この実は食べられますよ。
お昼はこのソバ屋で食べましょう。
うまいですよ。」

沖縄の若者がどの方向にエネルギーを向けたらよいかを明確につかんでいないと聞いたので、このような活動をされている方にお会いすると、沖縄の懐の深さを感じます。

懐の深さといえば、地元の方々がゴミや空き缶を拾っていらっしゃる姿を目にします。
地道な作業だし、誰かが誉めてくれるわけでもありません。自ら自分たちの自然を守ろうとする方々がいることを実感します。
沖縄は心有る方がやっぱり多いように感じています。感謝!

なお、巡礼は各巡礼地で、少なくとも4ヶ所以上の聖地を廻ることになっている。
4ヶ所とは「海、川、野、山」のことであり、その土地の陰陽のエネルギーをつなぎ合わせて、はじめてその土地を完了することができる。
これまでの日記でも、全て4ヶ所の自然のエネルギーを頂戴しているのがここにきてようやくご理解いただけるかと思います。

しかし、単純に4ヶ所を廻ると書いても、実際にやるのはけっこうたいへんです。
海では潮が引いた時に出現する岩場の聖地に、砂まみれになって腹這いで進みます。川では森の奥に入って、湧き出る清水までたどり着いて祈りを捧げます。
野は開けた場所なので、比較的ラクです。山では道無き道をカマを持って進み、洞窟まで行きます。

急斜面の山だったらけっこう行程がきついですし、ハブにも注意して進みます。
洞窟の中は光がないので、ロウソクをポイントに置いていきながら奥に入っていきます。
鍾乳石を眺めながら進むのはステキだけれど、奥に行くまでにはかなり小さな穴をくぐりぬける状況が用意されているし、湿った洞窟ならば全身ドロだらけになります。

1日のペースとしては、9時前に家を出て、帰ってくるのは、21時過ぎです。
それから神人さんが食事を作ってくれて、少しお話をしてくれます。
そんなこんなで毎日終わるのは24時頃になります。それからこの日記を書いています。

「女の子なら3日間巡礼すると4日目には【もうイヤ!】ってなるよ」

 

と神人さん。
なぜならば、聖地では目に見えないエネルギーを受けているので、浄化作用を含めてかなりの体力を使うからです。
僕もけっこう疲れてきています。

でもこのプロセスを経て、自分が生まれ変わったり、自分の使命が明確になったりしていくなら、素晴らしいギフトだと思います。
せっかく決意して沖縄に来たので、ワクワク楽しみながら全日程を完了したいと思っています。

ありがとうございます。
全てに感謝

 

沖縄入り7日目 【巡礼5日目】 2004年4月4日(日)

◆巡礼地:辺戸岬(ヘドミサキ:沖縄本島最北端)

@辺戸岬下の海岸 【17聖地目】

この日は、他の神人さんが二人(男性と女性)と、サニアシン(インドOSHO系のイニシエーション修了者)の女性が一人とユタ(沖縄特有の霊能者)の勉強中の人が一人と、お世話になっている神人さんと僕の合計6人でらんらんツアーです。

途中で合流するまでに、女性の神人さんから携帯電話が入り、こんなことをおっしゃっていたそうです。

「今日は、私が会ったことがない人がいますね。」

神人さんたちの能力には驚きます。
あまり言ってくれないけど色々と「見えて」いるようです。
そして、男性の神人さんは、お世話になっている神人さんに僕のことをこんな風に言っています。

「今、この人、こんなの(こんな使命)持っているって見えたよ。」

そしたら、お世話になっている神人さんが、言いました。

「あー、それ以上言わないでくださいよ。中川さんは自分で気づきますから。」

そー言われても、ちょっとプレッシャーではありますね。
合流した女性の神人さんは、僕を見るなりニコニコしています。

「あー、この人が沖縄を歩こうとしていた人なのね。こんにちは。」

なんじゃらワケわかりません。

辺戸岬は荒海に突き出した岬です。突端から見下ろすと海に吸い込まれそうになります。
我々は柵を乗り越えて断崖に下りていきます。

高さ30メートルぐらいでしょうか。ハタから見れば危険を顧みない怪しい集団に見えるでしょう。
まずは海にご挨拶です。自然の造形美を堪能し、神の仕組みに祈りをささげます。
海からはメッセージがありました。

『戻せ。直せ。
海は母。全て受け入れ全てを生み出す。
そなたは海である。』

はい、ありがとうございます。
真面目に受け入れて生み出して参ります。

いつもメッセージが来ると、神人さんに報告します。
神人さんには僕に降りているメッセージが分かっているので、一応、確認ではないけれども、僕に見えた、聞こえた、感じたままを伝えます。

それで神人さんは「合っている」とも「違う」とも教えてはくれないけど、表情を見ているとなんとなく分かります。
神人さんは僕の過去ビジョンと未来ビジョンが見えているので、僕の人間としての役割も知っているわけですが、もちろん教えてはくれません。

僕もできれば自分で気づいていきたいので、教えてくれない方がいいと思っています。
でもちょっとヒントをくれたりはします。

「中川さんは沖縄ちゅぴこんとBe Good Cafe 沖縄をなさりますが、もう1つやるようですね。
これは沖縄に限定しないみたいですよ。
今、既に何か構想はありますか?」

「マヤ歴が終わった2012年12月23日の朝に、普天間公園で14万4千人に集まってもらって、ただ存在することに感謝してみんなでハグをするイベントをやりますよ。」

「それは結果ですよね。
それに至ることで考えていることはありますか?」

「……いいえ。」

もどかしいけど、まぁ自分で気づくことを選択しましょう。

A辺戸岬下の神聖なる池 【18聖地目】

海外線を歩いていくと、引き潮になったことで現れた池がありました。

とてもキレイな聖なる池です。
「うー、ミソギしたい!」と思いました。

女性の神人さんは既にザブンと飛び込んでおります。濡れてもよい服のようですね。
僕は着替えがないので、濡れるとあきまへん。
よって、全部脱いでスッポンポンになり、再誕生の儀式を池でしました。

「失礼しまーす。」

女性のサニアシンの方も、「私も入るわ」といいながら服をお脱ぎになり、下着だけでザブンと入りました。
こういうキレイな池を見るとつい入りたくなる衝動が沸くようになってしまいました。

ミソギにハマりました。

B辺戸岬下の巨岩の裂け目 【19聖地目】

次はさらに海岸線を東に向かうと、巨大な岩の間にほんの小さな裂け目がありました。

「中川さん、この岩の裂け目の奥まで行って瞑想をしてください。」

お、瞑想タイム、ちょっとワクワクします。
では行ってきます。
裂け目は大人一人がやっと通れる、というかハマっていけるというか、そんな感じのスリットです。

しかも、真っ暗闇の空間です。
岩に額を当てて、じっとしていると、真っ暗だと思っていた空間に頭上にかすかな光が射しているのが分かりました。
その時、メッセージです。

『よく来た。沖縄を復興せよ。
ソナタに調和の光を授けよう。
大調和の世になるのを我々も願っている。』

心やさしき存在たちが、今の世には住めないやるせなさを感じながらこのような空間で生活しているビジョンがありました。

C辺戸御嶽(ヘドウタキ)近くの川の源流 【20聖地目】

ここは聖なる川です。

古くから祈りの対象とされてきたようで、岩が積んであり、お水をためる池のような囲いがある。
幣立神宮からお持ちした水をこちらにも注がせていただいた。

森は水源を守っていますよね。ありがとうございます。
帰り道、女性の神人さんが突然こちらを振り返って言います。

「あら、この方、お役目があるようですね。」

お世話になっている神人さんが対応されます。

「あー、そうですけど、中川さんが自分で気づくから言わないでね。」

僕の感覚では、全ての人間がお役目を持っている筈だけど、なんかこう、真面目な顔で言われると、「はてさてなんでしょう?」と訊きたくなる自分もいます。

どんなお役目なんでしょうね。

Dあふり岳 【21聖地目】

ここは辺戸御嶽の1つです。

同行の男性の神人さんが説明してくれます。

「ここは琉球の最高神であるキンマムンが眠る地です。」

あまり歴史は知りませんので、初めて聞くことが多いです。
なお、男性の神人さんは、本日ここに来るのが目的だったそうで、これまでの聖地でも落ち着かず、行程を急かしておりました。

やっと到着して、何やらお告げがあったようで、お告げどおりの行動をはじめました。
目の当たりにするとあらためてスゴイ世界だと感じます。紙一重ですね。(笑)

僕もこの御嶽でお祈りをさせていただきました。
祈りの中ではこんな言葉を使いました。

「すべての人々が穏やかに暮らす世の中が私の願いです。」

するとメッセージがありました。

『あなたは古代沖縄のミタマ(御霊)です。
沖縄を復興しなさい。』

復興ってなんでしょうかね。聞いてみました。

「どういうことですか?」

すると。

『これから必要な人を遣わす。
その人たちとの繋がりを大切にしなさい。
人と人。繋げ。全部。』

復興についてストレートな答えはなかったけど、道が示された感じはしました。
流れができてくるということみたいですね。

しかし、いつもこんなメッセージばっかりだけど、自分でもホンマかいな、という感じもする。
でもこれは確かに来ている。

まがりなりにも自分は過去世などの透視リーディングでお金を頂戴している立場なので、自分が作り出した感覚と、明らかに来ている感覚の違いは分かる。
今回の一連のメッセージたちも、僕の想像を超えているものが多くて、内容を聞いて「フーン」とか頷いてしまいます。

ありがとうございます。

E金剛林山(コンゴウリンザン)の洞窟 【22聖地目】

切り立った岩の世界

ここは切り立った岩が群れをなして立ち並ぶ独特の世界です。

元々立ち入り禁止の保護区だったそうですが、数年前より企業が観光地化して、一般の人も入れるようになったそうです。

神人さん3人、サニアシン1人、ユタ修行1人、そして僕の6人のグループなわけですが、ユタ修行の彼女は、山の中は歩きません。
いつも車の近くで1人で待っています。不思議に思って聞いてみました。

「あのー、どうして一緒に行かないんですか?」

「私はみんながどこでどんなことをしてるか、全部見えてるからいいの。
ここに座っているけど、一緒に歩いているからいいのよ。」

なななな、です。もうなんと言えばよいでしょうか。
千里眼的な能力をお持ちの方でした。
この方はもっとパワフルな千里眼の方の話をしてくれるのですが、この方でさえ僕にはスゴすぎます。

よく聞けば、密教系で修行を積まれた方だそうです。
今日の巡礼は全てを見透かされる状況になっております。ウソなんてつけません。
不埒なこと考えたらマズイなーとか、つまらない駄洒落を考えて、言う前に笑われたらどうしようとか、きっとアボリジニの中にいるとこんな気持ちでしょう。ちょっと違うか。(笑)

金剛林山の洞窟は、一般周遊コース上にあるわけではもちろんなく、ガイドのロープを平然とくぐりながら、目的地へと進みます。
洞窟に着くと、皆さんそれぞれに勝手に動きます。

とにかく神様に呼ばれている方々なのですが、割と独立独歩なのが面白く感じております。
洞窟で軽く瞑想させていただきますと、メッセージがきました。

『火と水は神(火水=かみ)。それは統合。
そなたには統合する力が備わっている。
それをもってして直せよ。』

ありがとうございます。しかと受け取りました。
これまでのメッセージを振り返ると、2種類のメッセージがあることが分かってきました。

ひとつは「教訓的に教えてくれる」もの、もう1つは「指示を授かる」ものの2種類です。
今回は「指示」だったわけですね。

それから、メッセージをくれる存在も2種類いらっしゃることが分かりました。
「男性的」なものと「女性的」なものです。
これは口調でも分かりますし、波動でも感じます。

あとは、沖縄ならではなのかどうか分かりませんが、龍神様はかなりたくさんいらっしゃいます。
そしてそれも2種類いらっしゃり、「白龍」と「黒龍」です。

白龍は本来「優しい/産み出し」的なエネルギーが強いです。
黒龍は本来「荒ぶり/祓い清め」的なエネルギーが強いです。

本来と書いたのは、今回の巡礼でも感じるのは、白黒のエネルギーの逆転が起こっているそうです。
僕は初めてお会いした存在ばかりなのでなんともいえませんが、神人さんは異変を感じているそうです。

「ここの黒龍はおかしいね。数年前の波動から変わってしまったな。」

確かに黒龍なのに、申し訳ないような弱々しい波動の龍神様がいました。
そして逆に、白龍でも荒い気性を感じることもありました。
白と黒は「陰と陽」ですから、そのバランスを崩しているということみたいです。

たぶん、人間の世界の波動が影響を及ぼしているのだと思いますが、神様の世界も均衡を保てなくなっているのでしょうか?
きっとそうなのでしょうね。

ごめんなさい、神々様。待ってください。もう少しお時間ください。

F再誕生儀式の岩 【23聖地目】

この日の最後は、産み出しの女性の岩を使った再誕生の儀式です。

女性の前と後ろをかたどった大きな岩で、岩の真下には人が座れるほどの空間があります。

「では中川さん、ここに座って瞑想をしてください。」

はい瞑想タイムです。
これがかなり期待できます。だってワクワクします。
さらにオプションがあるようです。お世話になっている神人さんが、女性の神人さんに声をかけています。

「ここに立って、中川さんが出てくるのを受け止めてくれませんか。」

女性の神人さんは岩の前に立ち、僕が産み出された時に、受け止めてくれるそうです。
早速座って瞑想をはじめました。
メッセージが来ました。

『天地の和合。
人の和合。
自然の和合。
それらを結ぶミタマを授けよう。
その軸はすなわち玉。
それは地球なり。』

かなりはっきりとしたメッセージがグワァーって入ってきました。
いつものようにパンパンパンと拍手を3つして瞑想を終わり、目をかっと見開いて、立ちあがりました。

「さあ、中川さん。新しく生まれますよ。
そこから出てきて、この方をお母さんだと思って抱きついてください。」

神人さんに言われて、思い切り飛び出し、女性の神人さんに抱きつきました。
お互いにガシィッって感じできつく抱きあっています。
もうハグなんて通り越して、羽交い絞めって感じです。

女性の神人さんが震えていて何かエネルギー的な儀式になっているのが分かりました。
2、3分そうしていたでしょうか。
あらかたもう終わりだなという感じでエネルギーが無くなり、ハグを終わりました。

「うわー、凄いエネルギーだったわー。」

女性の神人さんがおっしゃっていました。
確かに僕を媒体として何かのエネルギーが発していたのは分かりましたが、一体これはなんの流れなのでしょう?

帰りにこの女性の神人さんがメッセージを受け取っています。

「今、【ガブリエルに翼を渡してください】って言われました。翼は誰かが持っているって。 あなた持ってるでしょう。」

みんなの中で、男性の神人さんを向かって言いました。

完全に和系の白装束の神人さんから、まさか「ガブリエル」という単語を聞くとは思わなかったので、僕はかなり面食らっています。
男性の神人さんが続きます。

「はいはい、預かってますよー。渡せって。」

で、何やらその渡すガブリエルとは僕のことだそうで、なんか不思議な展開に「ホントかよぉ!」と思わず笑ってしまいそうになっています。
そのあと、儀式的に男性の神人さんから目では見えない翼を渡された僕は、その翼を自分の両方の肩甲骨にはめて、パサァーっと大きく広げて見せました。

男性の神人さんと女性の神人さんが賞賛をくれます。

 

「ワー、真っ白だねー。」「大きいねー。」

 

この不思議な展開に僕も完全に役になりきって演じています。
ちょっとシェークスピア系の演技でしょうか。
それを横で見ていたお世話になっている神人さんは、「アチャー」という顔で、あんまり余計なことしてくれるなという雰囲気です。

「中川さん。
その翼は確かにありますが、何度も言っているようにいろんな力を与えることが目的ではなくて、正しい心を人に伝えることが本当の神行です。
それを忘れないでくださいね。」

神人さんは僕に対して成長するような配慮を常に真面目にしてくれる。
とてもありがたいが、本当に僕はそんな配慮をされるほどの存在なのだろうか?

訳の分からない展開が続いているので、答えを聞きたくなる衝動もちょっと起きるけど、
「どーもぉー!どっきりカメラでーす!!」という答だったらそれはそれでネタになる。

帰りの車の中でも、男性の神人さんが僕の肩のあたりに手をおいて、しきりに翼を閉じてくれようとしている。
そして翼を閉じる時と広げる時の使い分けをしなさいといっている。

僕もイメージで、翼を広げる時はデビルマン(真の姿は愛の戦士)がデビルウィングを広げる時のような仕草を行い、エイッと息吹を入れると翼が広がる。
ここまで来るとかなり面白い。
もうなりきりの世界です。(笑)

全てに感謝

 

沖縄入り8日目 【巡礼6日目】 2004年4月5日(月)

巡礼は観光ライクではなく、なかなかハードです。

最近の流れはこんな感じです。

・起床(5時半)
・朝日に向かって1時間の瞑想
・朝食&片付け
・出発の準備(洞窟で使うハシゴをトラックに積むとか)
・聖地巡り(最低4ヶ所:海に入ったり山に登るのはけっこう体力使います)
・夕食(夕食開始が23時頃になることもある)
・片付け
・就寝(25時)

ということで、一日が終わると身体全体が崩れ落ちるようにドサァって感じで眠りにつきます。
そして、内容は予想以上にスゴイ展開が続いており、ホントに心よりこの神の配剤に感謝しきりです。

◆巡礼地:喜屋武岬(キャンミサキ:沖縄本島最南端)

@喜屋武岬の岩(母) 【24聖地目】

お世話になっている神人さんのもとには、いろんな人が来るそうですが、芸能や芸術の世界の方もおおぜいいらっしゃるようです。

名前を聞いて「へぇ」と思う方々がいらしゃってますね。
確かに芸術や芸能に関連している方の方が、その他の方より見えない力を理解されている傾向はあるでしょうから、無理がないかもしれません。

今日は、日本単独キャラバン中である「石の写真家」須田郡司さんとご一緒である。
世界各地の岩の写真を撮りつづけている方です。
少し前の「スターピープル」(ナチュラル・スピリット刊)の表紙で、斎場御嶽で裸で立っていた男性です。

何かに惹きつけられて活動をしている方はステキですね。
須田さんとはこれから数日ご一緒させていただくことになります。
神人さんと須田さんのあとに続きます。

まったくなんの変哲もない道をぐんぐん進むと、その先には不思議な洞窟や岩や水源が待っているという、いつものパターンである。
そして、だいぶ慣れたけどまったくの農作業みたいな服装はある意味正しい。
神人さんが説明してくれました。

「沖縄にはハブがいますよね。
ハブは足元にガブッとくるので、その防御には長靴がいいんですよ。
長靴は海辺でも岩から足を守れるし、毒バリを刺す危険な貝からも守れる。
たまに泳ぎの上手な人が溺れて亡くなるでしょ。
あれはほとんどが貝の神経毒ですよ。」

変哲のない道

 

そうなんですか。
神人さんに言われると、ちょっと重みがありますね。

本当はサンダルで過ごしたい気持ちもありますが、いろいろと守ってくれるんだと自分に言い聞かせて、水虫になりそうな長靴を履いています。
岩の前でご挨拶して、お祈りをしていますと、母のようなエネルギーでメッセージがありました。

『よく来た。このタイミングであなたが来て嬉しい。
そういう計画になっている。』

はぁ。そうなっているわけですね。
あまり悩まずに受け入れてしまう僕でした。

安直やなー。

A喜屋武岬の岩(父) 【25聖地目】
父岩

母の岩と同じく、今度は少し離れて存在している岩に向かって、ご挨拶とお祈りをしていたらメッセージがあった。

『よく来た。嬉しいよ。
私たちはあなたが来ることを知り、過去を作ってきた。』

ちょっと文章がおかしいけど、来たままを書いています。

父的なエネルギーが何かを託したい波動として伝わってきました。


 

B喜屋武岬の洞窟 【26聖地目】

ここは沖縄本島最南端の喜屋武岬から少しずれたポイントからハシゴを使って海岸に降りた所です。

切り立った岩場になっていて、長靴でさえ尖った石がささって痛いです。
精妙なエネルギーの空間ですね。
洞窟と書いたけど、岩が崩れて、オープンな感じになっています。

「では中川さん。ここで瞑想してください。」

ワクワクする瞑想タイムです。
しばらくしてメッセージがありました。

『よく来た。』

宇宙センターの洞窟

 

言われると同時にエネルギーが入って来た。
メッセージが続きます。

『ここは沖縄を固定している宇宙のエネルギーポイントである。
沖縄をエネルギーラインに固定する役目がある。』

同時にビジョンがあり、沖縄を北と南で引っ張り合っているエネルギーがあり、この上下に引っ張るエネルギーのおかげで、沖縄という土地が安定しているのが分かりました。
さらにメッセージは続きます。

『汝、宇宙の仕組みを知り、地球の軸を正しくせよ。』

軸ってなんだか分かりませんので、聞いてみると返事がありました。

『地球の軸とはすなわち人の心の和合である。
そなたを支援する。』

宇宙エネルギーをいただいたように感じました。
かなりはっきりしたメッセージが読み取れて、かなりはっきりしたビジョンが見えました。
宇宙のポータル(エネルギー的な出入口)とはこのようなポイントを指すのだろうなと実感しました。

再誕のミソギ

それにしても、「人の心の和合」が地球の軸になって、宇宙の安定に貢献するなんて、一般社会の人は鼻で笑うかも知れない。
だけど、こんな状況でガリレオは言ったのだ。「それでも地球は回る!」と。

このオープンな洞窟の前には、吸い込まれそうなほどクリアな水の池があります。
引き潮だから池になったといいましょうか。

「うー、ミソギしたい!」

押さえきれない衝動がわいてしまい、神人さんと須田さんにちょっと待っていただいて、スッポンポンで再誕生しました。

C大度(オド)海岸 【27聖地目】

この大度海岸に来るまではちょっとたいへんでした。

平坦な普通の道を走っていた我々の車がパンクしたのです。
しかも、パンクしたタイヤを見てみると、ちょっと異常なパンクだったことが分かりました。

何かを踏みつけてタイヤが破れてしまったのではなく、何者かに光線銃で射貫かれたような傷になっているのです。
しかも。しかも。かなり離れて2ヶ所も。

「中川さん。神行やってますとね、いろいろ起こるんですよ。」

何か大きなことが起きる前兆であったりするそうです。あるいは、神人さんの持ち物が敢えて被害を被ることで、人間界全体が自然界の災いから回避される仕組みになっているのだそうです。
ありがたい話ですが、ほとんどの人はそのことを知りませんね。

大度海岸に出ると、そこには水があふれ出るポイントがある。
この水源に幣立神宮からお持ちした水を注がせていただいた後で、海岸線の岩場を進みます。
海岸入口からかなりの距離を歩きましたので、たぶん、地元の人でもなかなか来ない場所まで来てしまったという感じです。

巨岩がごろごろしているその場所に、際立ってきれいな稜線をもつ岩がありました。
まるで富士山のようなシルエットです。その大きな富士山の裏に神人さんがごそごそと入っていきます。
須田さんと共に、後について進むと、ちょうど富士山の中心にあたる位置に卵を思わせるキレイな表面をした岩がありました。

「ではここで瞑想してください。」

ピンとくる場所を探しながら瞑想を始めましたが、その時、呼びとめる声が聞こえてきました。

『もっと近くにおいで、我が子よ。』

呼ばれている方角の、地面と水平に真横にあいている直径50cmのスリットを進みました。
身体がほぼ真横を向いた状態で一番奥の岩まで届きました。岩を撫で、口付けをし、額をこすりつけて、一心にすがりつきました。
そこで再び声が聞こえました。

『地球に平和をもたらしなさい。
それがあなたの使命です。』

そ、そ、そんな大きな使命...。どうしよう。
でも流れは全て受け入れるとコミットした身です。ビビッて引き下がることなんてできません。
支援を求めました。

「私をサポートしてください。」

すると即座に応えがありました。

『あなたを守ります。』

泣けました。
そして、一連のメッセージは強烈に明確でした。

しかし、メッセージは気になりました。何がかというと、平和をもたらすのは、「世界に」とか、「人類に」とか、人間を中心にした考えではなくて、「地球に」なんです。
これはメッセージ受信中からも、際立って聞き流すことができない言葉でした。
神人さんは言います。

 

帰りに見た太陽

「中川さん。【地球に】でしょ。
凄いことですよね。
世界平和じゃなくて、地球の平和なんですよ。」

僕が気になった部分を神人さんにつっこまれましたけど、いつものように、神人さんはズバリは教えてくれません。
どこまでが「世界に平和を」で、どこからが「地球に平和を」なんでしょうか?

そもそも、ホントにこの任務は僕の役目なんですか?

 

◆巡礼地:玉城村(タマグスクソン)

D満満洞(マンマンドウ) 【28聖地目】

使命が分かったので、満満洞の母神様に報告しに行きました。

ここには、女性器を表す岩があります。

「母神様。本日自分の使命が分かりました。」

『よかったねぇ。
愛しみの心を忘れないように。
愛しみの心で接しなさい。』

大いなる母の波動でした。
教えをいただきました。

ありがとうございます。

E珍珍洞(チンチンドウ) 【29聖地目】

次も同様に、珍珍洞の父神様に報告いたしました。

ここには男性器を表す鍾乳石が何百も垂れ下がっています。その中で一番大きいものが人間のだそうです。
この巨大な男性器に抱きつき(かなり真面目にやってますよ)、額を当てて軽く瞑想させていただきました。
するとメッセージがきました。

『強さとは、直き正しき心である。
寛容さである。』

こちらでも教えをいただきました。

ありがとうございます。

F玉城グスク(タマグスクグスク) 【30聖地目】

さて、本日の締めである。

締めは近隣の高い山に登って、歩いてきた聖地のエネルギーを統括することに決まっている。
うーん。決まっているというか、数日のパターンでそのように理解しています。

こういうのを神行では「かける」とか「結ぶ」というようですね。
神人さんに説明を伺っても高尚すぎて難解なことが多いですが、なるべく自分の感覚でも掴むようにしています。

この場所は玉城(タマグスク)という地域である。
そして、沖縄ではお城のことをグスクと言います。で、今回は玉城の城跡に来ています。
だからここは「タマグスクグスク」です。

ここに来る途中の車中で神人さん。

「珍珍洞と満満洞はどうでした?」

いつも「どうでした?」と聞かれます。
どんなメッセージが取れたかを確認されるのでかなり鍛えられます。
僕自身もメッセージは真剣に取りたくて、その瞬間神経を研ぎ澄まします。

「ええ。どちらも教えでした。」

今まで、過去世リーディングなどで、お客様のハイヤーセルフ(内なる神、魂のガイド、高次元の自分自身など)からのメッセージをお伝えする仕事はさせていただいてましたけど、自然界の聖地に出向いてメッセージやビジョンをいただくことになるなんてまったく思っていなかった。

巡礼の旅とは、ただお祈りをささげて歩くものだと思っていました。だから今回、最初は面食らいましたが、流れに身を任せることでなんとかここまで来れています。
それに、神人さんには全てお見通しでウソはつけない状況だから、逆に開き直りの部分もあって、聞こえない時は正直にそう言います。
裏表の無い思考はとても楽です。

「そうでしょう。
ここはだいたい教えの場所なんですよ。
内容はどんなのでした?」

僕がお伝えすると確認しているように一呼吸置いて、ウンウンと頷いてくれました。
その横顔には何か遠い過去からのご縁を感じてしまいました。
今生は僕をサポートしていただけるプログラムのようです。ありがたいことです。

我々は3次元の人間のプログラムに基づく体験から、スピリットとしての経験値を深めていく。
そして、プログラムは人間に生まれる前に自分で書いてくる。だけど、その事は忘れるようにできている。

僕はこの巡礼の最中も、偶然を装うプログラムの完璧な必然を信頼し、流れに乗るとコミットし直しました。
もう何も恐れない。

全てに感謝

 

沖縄入り9日目 【巡礼7日目】 2004年4月6日(火)

◆巡礼地:名護市の北側

@遠浅の海 【31聖地目】
大地の軸立ての流れ

昨日まででいったん東西南北の行は終わったようであり、本日は母なる海の豊かさを賜る潮干狩りとなった。

「では、ここにしましょう。」

潮干狩りの道具を置いて、みんなで浜を見つめています。
遊びっぽいのに何か神聖な気持ちになる不思議。

なお、東西南北の行の意味は少し分かってきた。東西南北の行をすると、自分を中心とした大地のエネルギー流の軸が立つ。
つまり、大地からのサポートエネルギーがいただけるということである。
これを「軸立て」と呼ぶらしい。

とにかく面食らう内容だったが、僕が幸せ者であることは分かった。
なお、この行には「廻り方」があることも分かった。
西→東→北→南の順番で廻って中心軸を立てるらしい。

かなり説明していただいたが、陰陽の統合が基本にあり、内容が難しくて僕には伝達できない。
その逆で、僕が納得した内容を神人さんに説明したら、OKが出たので、それでご説明します。
だから形は合っているけど、本来の神行から見た深い意味はこれには入っていないことをご了承ください。

各々の方位、例えば、西に行ったとしたら、西では、「海/川/野/山」の4ヶ所以上を廻り、陰陽のエネルギーのラインをかけていく。
そうすることで、はじめて「西」が確立される。

だから、「4方位×4陰陽=16聖地」が基本的な結びのポイントであり、あとは中心地の聖地がこれに加わる。
もしも、時間がなければ、2方位×2陰陽で最低限のエネルギーラインをかけておいて、後日ラインを太くするための巡礼を再開すればよいようでもある。
ただし、このサジ加減は僕には判断できない。

とにかく、1つの方位を確立するには、その地の陰陽をつなぐ必要があり、それには最低2ヶ所の聖地が必要になる。
その上で、2つの方位(東西か南北)をつなぐことで、エネルギーラインがかかる。
そして、東西のラインと南北のラインを交差させた中心地の巡礼も行うことで、巡礼者に対する大地からのエネルギー流が確立し、「大地の軸立て」が完了する。

さらにはその先があって、「大地」の次は「宇宙」である。
大地の場合は中心から見て「西→東→北→南」の順番で巡礼したが、宇宙の場合は「北→東→南→西」の順番で廻る。要は時計廻りだが、前提として、大地の軸立てが完了している必要がある。
この巡礼を行うことで、巡礼者に対する宇宙からのエネルギー流が確立し、「宇宙の軸立て」が完了する。

宇宙の軸立ての流れ

ということで、本日の潮干狩りは大地の軸立てが完了した次の日だったので、遊びのようで、実は深い意味があるらしい。
なんせ丸々1日もやっていたのだ。
その成果は拳ほどの巨大な貝やウニがけっこう採れて、都会の養殖アサリを掘る潮干狩りとはまったく別の世界であることを知った。

それから、沖縄に「潮干狩り場」はない。どなたも、自然の中の天然貝をいただいていくのである。夕飯のおかずに、お母さんと娘が必要なだけの海の幸を頂戴していく姿は、どこか縄文チックである。
沖縄の人には当り前の光景かも知れないけど、僕から見れば、そんな風景こそがスゴすぎる。

自然の中に豊かさと畏怖と神聖さを同時に見出す世界観こそ、今の全地球レベルで求められている感覚であろう。
それをこの方々は元々お持ちなのだ。
潮干狩りに連れてきていただいて感謝しています。意味がありました。

また、ここまでの日記に書いていなかったけど、神人さんは僕との巡礼を開始した時から断食をしていました。
水と塩と黒糖のみの摂取です。
4月1日から19日まで断食する予定で、19日の大潮の万座毛に全身全霊をかけているご様子でした。

「でした」というのは、本日6日目で断食をおやめになったからです。
実はこの朝に、一緒に潮干狩りをする方から前日に採った海の幸が振舞われたのです。
それを神人さんは美味しそうに食べました。

「あれー、断食どうしたんですかぁ?」

笑う僕を横目に神人さんは本当に美味しそうに食べています。
食べてしまったから断食をやめたのです。
どういう意味かというと、この食事は大自然の豊かさからのもたらしだったわけで、これを「断食中ですから」と断ると、本当の豊かさを拒絶したことになり、今年いっぱい豊かさから遠くなってしまうということになるのだそうです。

神行とは、降ろされたシグナルを読み解く行と理解しました。
ホントに深いですわ。その深遠さには脱帽します。
気づきの塊です。

なお、神人さんは大きな祈りの時には長い断食をします。
2003年にもなんと45日間の断食をしたそうです。これまで僕が触れたことのない世界の人です。
スゴイご縁をありがとうございます。

全てに感謝
潮干狩りの成果

 

沖縄入り10日目 【巡礼8日目】 2004年4月7日(水)

◆巡礼地:宜野座(ギノザ)

@海の龍宮神 【32聖地目】

昨日までで大地の軸立てが終わったので、こんどは宇宙の軸立てをする巡礼になるそうです。

といっても、僕が理路整然と説明できる道筋ではなく、昨日と同じように神人さんについて廻ることしかできません。(笑)

ここ宜野座の海は、営みのエネルギーに満ちています。
浜の洞窟にその龍神様がいらしゃいました。
いつものように瞑想しますとメッセージがありました。

『真心を持つ者がソナタを通じて絵が描けるように、ソナタの心をいつも真っ白なキャンバスにしていなさい。
ソナタは遣わされている存在です。
ソナタは守られています。』

ええぇ、はい、うーん……。
守られているのは嬉しいけど、いつも真っ白なままでいるのはかなりの精神力が要りますよね。
僕にそんなことができるのだろうか?

それから神人さんは、僕が「地球を平和にする使命」を受け取ることを知っていたわけで、あの日の夜はなんだか嬉しそうに話していました。

「私の予想よりも、1日早くメッセージが来ましたね。」

当初は「沖縄の神様にご挨拶して移住しよー!!」というライトなノリで始めた巡礼だった筈なのに、いざ始まってみるとかなり聖職者的な流れになってきていませんか?
確かに3次元の僕らにプログラムの落ち着く先は分からないようになっているけど、この旅の登場人物が扱う僕は、僕が知る僕じゃない。

しかも、その登場人物は、ちょっと特殊能力を持った方々なわけです。
僕自身は、この旅で自分が変わることは知っていたけど、ガブリエルの羽をもらったり、地球を平和にすることが使命ですなんて、ちょっと重いなぁ。
「少し軽くしてください」と言ったら怒られるでしょうか。

でもこんな使命はきっと僕だけじゃないという感覚も同時に芽生えていて、この時を待っていた仲間と共に進みたいという気持ちも出てきました。不思議です。
だけど巡礼もまだ途中だし、えーい、考えない考えない。

とにかく前ノメリで進むことだけに集中します。

◆巡礼地:名護市

A久志(クシ)の観音堂 【33聖地目】

この観音堂はとても古くて、とても小さい。

でも沖縄中の神人さん、ユタさん、霊能者さんたちがお参りにくる所なんだそうです。
そんな霊験あらたかな場所だけど、今回は「優しい」エネルギー以外、メッセージでは特に得ることはできませんでした。

一緒に行った女性の神人さんは何かつぶやいています。

「ここは重要な鍵ね。」

そーなん?
うー、メッセージが取れなかっただけに、ちょっと気になります。

しかし、ここには不思議な設定がされているのは分かりました。
お参りに来た女性が、ひとりぽつんと境内にたたずんでいました。

女性は車で来たのですが、境内の前に止めた車の鍵を中に入れたままロックしてしまい、修理屋さんを呼んでいました。そのJAFっぽい修理屋さんがなれない手つきでドアのロックを針金でひっぱりあげようとしていますが、なかなか開きません。で、なかなか開かないので、その女性は、我々3人に、観音堂の説明をしてくれることになったのです。

意味は分からないけど、これが設定された状況であることは読めました。
その穏やかな波動の清楚な初老の女性は、神人さんの雰囲気だと、僕と何やらご縁がありそうですが、はっきり言って今回はまったくく分かりません。

先日にも他の神人さんに、「あなたにどんな神様がついて(支援して)いるか知っているの?」といわれた言葉も思い出してしまい、ちょっと「知りたいモード」に入ってしまいました。
まだまだ我慢のできん人間でございます。だから人間やっているのでございます。

ちょっと神人さんに打診をしましたが、はぐらかされてしまいました。
はい、自分で気づく以外はNGのルールでしたね。

鍛えられます。

B辺野古崎(ヘノコザキ)の巨大黒龍 【34聖地目】

ここ辺野古は米軍基地の移転問題でゆれている所だそうである。

なぜ土地の人が反対するかというと、当然ながら、日本で唯一地上戦の舞台となってしまった沖縄だからこそなわけだが、それとは別に、新しい基地を建設するということは、沖縄の自然に手をいれて、例えば山を崩してサラ地にしてから、建造物を構築することになるからだ。

言わずもがなだが、それはその地に宿っていた神々様の穏やかな世界を壊すことになり、かなりの冒涜になってしまう。
その地に住まう神様が「荒ぶる神」であれば、よくない展開にもなるだろう。
だから、沖縄の人たちは見える世界でも反対だし、見えない世界でも反対するのだ。

それに気をとめないビジネス競争社会の人々は、かまわず破壊を進めてしまう。
その方が豊かになりますよ、とか言って。
そんな場合、神人さんたちは一心に祈る。

「そんな時は祈りますよ。
荒ぶる神々様に、【私の持ち物で勘弁してください】とか言ってね。
それから、工事の変更がきかないとなったら、でき上がったものを使う人が真心で使ってくださいとか祈ります。
そしたらね、本当に50万円がなくなったり、私の車が壊れたり、偶然ではないタイミングで、物理的にお叱りを受けますよ。」

決して表に出ることのないこの方々の行動は、本当に神のみぞ知るだ。

この辺野古の先端は鉄条網で覆われているので入れないが、ぎりぎりまで行き、海にお祈りをしました。
すると、そこには200メートルほどのかなり大きな黒龍がいるのが分かりました。

黒龍にフォーカスすると、黒龍が首を持ち上げて僕をめがけて口を広げてきました。
僕がじっとしてると、大きな口でいったん飲み込まれてしまいました。その後はプイッと吐き出されて、今度は黒龍の頭の上に乗せられました。
先日の大国ミロク大社の聖地で龍に乗った時のようでした。
そこでメッセージがありました。

『海は営みをつかさどる。
海は生み出しのエネルギー。
ソナタに生み出しの力を与えよう。』

最初に飲み込まれたのは、僕を清めるためだと理解しました。
龍神様はいつも近くで支援してくれます。
ここ沖縄でもやはり龍はサポートしてくれる存在のようです。

ありがとうございます。

C汀間(ティーマ)のキリスト様 【35聖地目】

ここは戦前、光の玉が毎年この地に降りたそうである。

お祈りを捧げてこの地を後にしました。

D安部(アブ)の龍神様 【36聖地目】

この海には引き潮から入ったので、少し潮干狩りをしました。

その後で龍神様の近くで瞑想をしてメッセージをいただきました。

『この世を清めよ。
信念を持って進む力を授けよう。』

ありがとうございます。しかし、どのように清めるのでしょうか?

指示やメッセージは分かるのですが、具体的には自分で探っていくことが必要なようです。

E多野岳(タノダケ) 【37聖地目】

この山頂が本日の最後の聖地です。

ご一緒させていただいた女性の神人さんにとって、来る必要があった場所のようで、お世話になっている神人さんが、こちらに来る前に何やらおっしゃっていましたが、確かこんな内容でした。

「今日は白龍と黒龍が統合される。」

ここでお祈りをして瞑想しますとメッセージがありました。

『ここは宇宙との交信センターである。
このようなセンターがグリッド(エネルギー的な骨格)を保持しているからこそ、かろうじてバランスを保っている。
今地球がバランスを崩していることを知れ。』

はい、なんとかしないといけませんね。
僕も真面目に急ぎますよ。
この旅が終わるまでに具体的な道筋も見えるとコミットします。

巨大な黒龍の頭(左向き)の雲

周りを見渡すと、きれいな夕日が落ちて、厚めの雲が空を被って、荘厳な雰囲気になっています。

でもよく見ると、雲たちは巨大な白龍と黒龍が反時計回りに互いに追いかけっこをしている姿でした。
僕らはかなりスンゴイ迫力のど真ん中にいる状態になっていました。

僕は圧倒されて「おぉー、おぉー」としか言えませんでした。
(写真で分かりますでしょうか?)

雲は一瞬で姿を変える。自然の中に神を見いだすのは、意識していないと難しいです。
今回その一瞬に立ち会えたことに感謝申しあげます。

全てに感謝

 

沖縄入り11日目 【巡礼9日目】 2004年4月8日(木)

◆巡礼地:◎◎◎市

@とある洞窟 【38聖地目】

本日は掃除行をさせていただいた。

急遽、神人さんが他の方の対応をすることになったからだ。
僕は流れに逆らわない。
すると、それが流れになる。

神人さんがいないとまるで赤子になってしまう。
外への巡礼はないが、神社に残って掃除と洗濯をさせていただいた。
掃除気持ちいい!

全てに感謝


 

沖縄入り12日目 【巡礼オフ】 2004年4月9日(金)

本日はOFFである。

巡礼にオフがあるとビックリしたのは、まだまだ僕の中に固定観念という枠があるからなのでしょう。

確かに疲れがかなり溜まっていたのは確かです。
そのあたりも考慮してくれてのことだと理解したので、思い切り身体を休めました。

これまでのことを振り返ったり瞑想をしたりして、エネルギーの統合を行いました。
そして、今後の沖縄での活動に必須の方々とお会いする時間も取りました。
いい転換になりまして、また明日からバリバリ行けそうです。

全てに感謝

 

沖縄入り13日目 【巡礼10日目】 2004年4月10日(土)

◆巡礼地:恩納村

@真栄田岬 【39聖地目】

本日から新しい方がキャラバンに加わったので、その方のために真栄田岬でミソギですが、僕は2度目になります。

前回は引き潮でしたが、今回は満ち潮でかなり印象が変わっています。
こちらに到着する前は「同じ所かぁ」などと思ったりもしたけど、同じ所に行くから醍醐味が少ないということではなくて、やはり行くという、そのことに意味があるのだと感じました。

「受け取るメッセージも毎回違いますよ。
むしろ、毎回同じであれば、かなりの強い内容ですね。」

神人さんも同じ所に来る意味を説明してくれます。
僕のミソギの順番になりました。

瞑想した後、暗い水に体を浸からせ、頭の先まで、一挙に水中に沈めました。何度か繰り返すうちに、急に怖さが湧いてきました。もともと僕は泳げません。
水がけっこう怖いです。
ましてや薄暗い洞窟でロウソク1本の明かりで、足のつかない底無しの感じの恐怖です。

動悸がして、呼吸が速くなり、もうやめたい心境になってきました。
だけど、もう一方で別の思考が出てきました。

「絶対にやりぬくぞ!」

不安や恐れがあっても、これからの全てをやり抜くと決心しました。
そして産道を出た後にメッセージが来ました。

『恐れるでない。』

ありがとうございます。
僕は無意識のまま、左手の拳を天に向けて目一杯突き出して仁王立ちです。
神人さんが声をかけてきました。

真栄田岬の断崖

 

「中川さん。足元に魚がいますよ。
池の下からあなたの足元に上がって来たんですよ。
今あなたが左手をあげている時に、あなたの足を中心にその2匹がクルクルと回っていました。
この魚はエビス鯛と言います。」

神人さんなりに意味を見いだしているようです。
僕にはそんな余裕はなく、とにかく恐怖を乗り越えた高揚感が体を満たしていました。
いやぁー、今回の経験は大きかったと思います。

本当に場を用意してくれた存在たち(神様?)に感謝します。

◆巡礼地:本部(モトブ)

A瀬底島(セソコジマ)の祓い清めの洞窟 【40聖地目】

この島のビーチは、たぶん沖縄本島でかなり上位にランクされるキレイさだと思います。

昨年の夏、毎日ここに来たことが思い出されます。
そして、こんな所に聖地があるなんてビックリです。

海岸沿いに歩くと、祓い清めの洞窟がありました。
まず清めの場所で瞑想し、メッセージをいただきました。

『あなたの言葉や文章で清めなさい。
清めには正しき心を持ちなさい。』

ありがとうございます。
次に祓いと清めで守られている奥の場所で瞑想しました。

『本質を見る目を与えよう。』

ありがとうございます。

最後に祓いの場所で瞑想し、メッセージを待ちました。

『清めと祓いは同時に存在する。
そして、浄め祓うとは、正しき心により行うことができる。
正しく見、正しく聞き、正しく感じるミタマをソナタに授けた。
あるべき姿を語り、きっかけを与え、引っ張り、背中を押せ。
時間は短い。
全ての人を繋げ。』

ありがとうございます。
清めと祓いは同時に存在するなんて言われると、けっこうビビります。

なんとか、穏やかな転換になるようにできる限りのことをします。

B瀬底島の黒龍の洞窟 【41聖地目】

真っ直ぐに降りる光

同じく海岸線に黒龍の宿る洞窟になります。

こちらで瞑想させていただいた時のメッセージはシンプルでした。

『ソナタの行動を(人に)見せよ。』

口先だけではなくちゃんと動けということですね。

ありがとうございました。


 

C八重岳(ヤエダケ) 【42聖地目】

本日の最後の聖地です。

メッセージは特になかったけど、ここは豊かさで溢れているエネルギーでした。

ありがとうございます。
全てに感謝

 

沖縄入り14日目 【巡礼11日目】 2004年4月11日(日)

◆巡礼地:大宜味(オオギミ)

@塩屋(シオヤ)の海 【43聖地目】

今日が11日だからというわけではないが、今回沖縄に入ってから、同じ時刻を何回も見ました。

この時刻表示を7回か8回見ている。

「11:11」

時計なんてそんなに頻繁に見るわけではないのに、ふと見ると11時11分なのである。
携帯電話に示されたデジタル時計であったり、どこかの店先の時計であったり。

先日も何気なく車に乗っていた時に、何時かなと思ってダッシュボードのデジタル時計を見たら、やっぱり11時11分で、何度か続いているなと思い始めたころだったので、かなり驚いて息を呑んだ。

それ以外でもよく見るのは、12:11だったり、13:11だったり、22:22なんてのも気になった。
意味は分からないけど、シグナルを送られている気はする。悪い意味には感じないので、とにかく「進め」ですね。
海にご挨拶して瞑想したらメッセージがありました。

『自然のリズムで生かされていることを知りなさい。
そうでないからおかしくなる。』

人間も本来は自然の一部であることを忘れてしまっていますよね。
つい、人間が自然をコントロールしているような錯覚をしてしまう。

地球が生まれてから今日までの40数億年を、仮に24時間で表現してみると、23時間57分までは、生き物と自然が調和された穏やかな時代だったのに、人間という生き物が発生してからは「たった3分間」で、地球のかなりの自然を食い散らかしてしまったという。

確かに宇宙をひとつの生命体、そして、地球を例えばその心臓部分だと考えると、我々人類は神々様から見て、心臓で増殖してしまった「ガン細胞」に思えることでしょう。お医者さんなら、弱った心臓を助けるために、ガン細胞を切り取るはずです。

しかし、神々様、もう少し待ってください。

A屋古(ヤコ)の川 【44聖地目】

こちらの川には、幣立神宮からお持ちした水を注がせていただきました。

ありがとうございます。

B黒龍岩 【45聖地目】

祈る者とホラ貝を吹く神人さん

当初は神人さんと僕の二人で待っていた巡礼でしたけど、最近はけっこうな人数のキャラバンになっている。

みんなで黒龍様にご挨拶した。
僕は軽く瞑想し、メッセージをいただいた。

『荒ぶる神もソナタたちの行動を見ている。
待っている。
人間の心のみである。
急ぎなさい。』

ちょっと断片的であったが、本当に神々様も待っておられるのだと理解しました。
ありがとうございます。

なお、巡礼がキャラバンでなく僕一人であれば、聖地に連れて行っていただき瞑想しメッセージをもらい、そしてまた次に行くというパターンなので、かなりの数の巡礼地を廻れる。
しかし、大人数になると瞑想に時間がかかる人もいるし、そもそも行動はけっこうばらばらだったりして、神人さんがそれをまとめるだけでもかなりの時間がかかる。
だから最近は1日にまわれる聖地の数は少なくなっている。

だけど大人数で巡礼することはけっこう楽しい。
ただ「こなす」ということではなく、1カ所1カ所に意味があり、そもそもみんなと巡礼しているそのことにもきっと意味がある。
なぜ大人数になるかというと、若い人が神人さんを訪ねてくることがよくあって、その流れから巡礼も一緒に行くことになるからだ。

「中川さん。明日新しい人が2人来るんですが、一緒に巡礼してもいいですか?」

僕には「駄目です」なんて言える選択肢はない。だから増える。
どんどん増える。今回の一連の巡礼でも、いちばん多い時は13人だった。

でもこの時は、巡礼というよりもピクニックである。
それもいいだろう。きっと神様だって楽しい方がいいんじゃないかな。
確かに神様の前で不届きな仕草をすると、神人さんはちゃんと注意をしてくれるから、巡礼としてのけじめは保たれている。

なお、神人さんは自腹で彼らのご飯を作ったりしている。
確かに宮司さんだから、支援を求めてきた一人一人に光を当てるのは本質的なお役目だと思うし理解はするけど、いざそれを実践している背中を見ると、頭の下がる思いである。
こういった部分を見せられていることも、きっと意味があるのでしょうね。

ありがとうございます。

C屋古の洞窟 【46聖地目】

この小さな穴が洞窟の入口

洞窟の入口は小さくて、ここを入っていくと中に大きな空間があるなんて傍目には分からない。

なお、この洞窟に入るころから心臓が痛くなっている。
痛いというか圧迫される感じで息が苦しい。

「中川さん。これが心臓の石です。」

神人さんが1メートルほどある巨大な心臓みたいな石を指しています。僕の息苦しさは何か関係があるのでしょうか。
ちょっと分かりませんでした。
ここでメッセージをいただきました。

『エネルギーとは循環なり。
全て回っている。
一方向の力はエネルギーではない。』

意味深でした。ありがとうございます。
洞窟の中は幾つかのエリアに分かれているように感じた。エリアごとに僕が感じたものは、大調和と混沌とその中間である。
まず大調和のエリアでいただいたメッセージはこれでした。

『全てが統合された世界は何もない世界と同じである。』

ちょっと高尚すぎて難解でした。
次に混沌のエリアではこのメッセージでした。

『混沌の世界は何もしなければ混沌のままである。』

これはなんとなく分かる感じです。
最後にその中間のエリアでもメッセージいただきました。

『混沌を経なければ調和にはならない。
混沌を変えるのは一条の光が必要である。
ソナタに一条の光となる力を与えよう。』

はい。ありがとうございます。さらにメッセージが続きます。

普通は来れない所

 

『ここは全ての命のひな形がある。
それはすなわち宇宙である。
宇宙は全て陰と陽で成り立つ。
全てはバランスである。
よく来た。
ソナタを支援する。
ソナタにバランスを取る力を授けよう。
ソナタに期待する存在がたくさんいる。』

自分に期待をかけられていいものかどうかまだ迷っていますが、流れを止めないとコミットしてるので、ありがたくいただいて参ります。

全てに感謝

 

沖縄入り15日目 【巡礼12日目】 2004年4月12日(月)

◆巡礼地:与那城

@宮城島(ミヤギジマ)の海 【47聖地目】

いつものようにまずは海で清めた。

最近分かってきたことだが、海はただ浸かっているのではない。

引き潮の時に入って、身体の不要なものを祓い清めてもらって、
(つまり、引き潮と共に要らないものが足から出て行く)
満ち潮まで浸かっていて、今度はもたらしをいただくのである
(つまり、足から豊かさが入ってくる)。

ご挨拶をして瞑想するとメッセージがありました。

『清めなさい。』

はい、シンプルですがとても大切なことです。

ありがとうございます。

A艮(ウシトラ)ガマ 【48聖地目】

次は厳しい艮金神(ウシトラコンジン)の神様です。

確かに怒っている波動の空間ですが、しかし受容もされています。
メッセージいただきました。

『直せ。
我々も実は期待して待っている。』

本質的には心の広い神様だと思います。
ありがとうございました。

できることやっていきます。

Bマリア様の洞窟 【49聖地目】

この洞窟にはマリア様がいらっしゃいます。

奥まで行き、瞑想してメッセージをいただきました。

『地球の陰と陽のバランスを取りなさい。』

ここで、地球が宇宙の中心軸となっているビジョンも来ました。

『だから地球の調和は全宇宙の人々が望んでいるのです。
世界平和を語りなさい。
あなたが持つ能力を使い平和を伝えなさい。』

それぞれの聖地で、それぞれの人がいただくメッセージは異なります。
一応神人さんには「こんなのが来ました」と報告しますが、神人さんは言わなくても分かっています。
他の人が一緒に確認してくれているという安心感から、僕に来たメッセージやビジョンは、僕なりに信頼しています。

僕が持つ能力とはなんなのでしょうか。
どのように平和を伝えればいいのでしょうか。

神人さんに言われた僕が行うことになるという三つ目のアクションとはなんなのだろう。まだ分かっていない。
沖縄ちゅぴこんやBe Good Cafe 沖縄とはちょっと違うもので、しかも、沖縄に限定しないアクションが待ってるって。

分かったら号泣するかね?

C天国と地国の洞窟 【50聖地目】

洞窟を進むと巨大な空間

ここはけっこう大きな空間の洞窟です。

「地国(ジゴク)と天国」と呼ばれている所です。
最初は「じごく」と聞いて「地獄」を連想したわけですが、そうではないとのことです。では「地国」ってなあに?と言われても説明できません。ごめんなさい。(笑)

最初に天国に行った。
天国というのにかなり暗く感じた。
瞑想したけどなかなかメッセージがこなかったので、地国に行ってみた。

やはり言葉の響きもあるし、真っ暗なので怖いと思った。
今回はみんなよりも先に僕が入り、この暗がりにロウソクを灯していった。
しだいに空間が見えるようになると、ここは怖い場所ではなく、穏やかな波動で満ちていることが分かりました。

人間は見えるものや先入観で判断してしまうものだと実感しました。
惑わされずに本質を見ていこうと思った。

中から外を見るとまるで大いなる存在

再び天国に戻ってみた。
最初暗いと思った天国はかなり明るくなっていた。目が慣れたのかな。
瞑想するとメッセージが来た。

『未来は明るい。
しかし、リセットされて明るくなるか、心を入れ替えて明るくなるか、選択である。』

同時にビジョンも少し来ていて、大いなる浄化が強制的になされてしまった未来と、人間が自らの手で歩み直した未来の、両方を垣間見た。
これを見たら誰しも後者を選ぶと思うよ。でも「誰しも」と言うのは僕の中にまだ決めつけがあるかもしれない。
正しく言い直そう。少なくとも僕は後者を選ぶ。

天国と地国の中間に山があり、こちらでも瞑想させていただいた。
メッセージがあった。

『地球は生きている。
自然は生きている。
人間も自然の一部であることを知ることで全てが戻っていくでしょう。』

ホントだよなぁ。
こんな感覚、ネイティブの人には当たり前かもしれないけど、競争社会に住む我々は最も大切なことを忘れているのだと思う。

戻そう。

◆巡礼地:勝連(カツレン)

D浜比嘉島(ハマヒガトウ)の毘財天(ビザイテン) 【51聖地目】
頭を2回切りました

ここは毘財天の宿る洞窟です。

勇んで奥まで進みますと、途中の鍾乳石に頭をぶつけてしまいました。
鍾乳石は先がとんがっているので、ぶつけると痛いです。
頭切れました。血が出たのはこれで2回目です。

普通の人なら切れない程度かも知れませんが、僕の頭はクッションが少ないので弱いのです。
え?クッションてなんですかって?
あー、急ぐので先に進みましょう。

奥まで行くと、きれいな水の湧いている泉がありました。かなり神聖な空間です。
神人さんもこの空間を汚さないように、今まで以上に気を使っています。
この聖地に入る前に説明されました。

「この奥には泉がありますけど絶対に土足で踏まないでくださいね。
踏んでしまうと穢れ(けがれ)となります。
中を歩くなら、キレイなサンダルを持っていってください。」

自然の中に神を見いだす人々は、この水にさえ神を見ます。
これがどんなにスゴイことか、僕にも少しずつ分かってきました。

たかが水ジャン、たかが岩ジャン、たかが洞窟ジャン。確かにそうです。間違ってません。
この中に神聖さを見いだすことは、説明することではなく、ひょっとすると思い出すことかなって、ちょっと思っています。
このきれいな泉の近くで、瞑想してメッセージをいただきました。

『お互いの違いを認め合うことが大切である。
さらにソナタは枠を取り去ることが必要である。
己の心に枠があるかぎり世界平和はできない。
責めることのない心を持ち、己の道を全うせよ。』

この「さらにソナタは」というのは、僕のオプションなんですか?
なんとなく思ってましたけど、少しハードに設定されているんですか?
メッセージが続きます。

 

『神、自然、人の、光の柱が立つことで、はじめて今の世の地球のバランスが保たれることになる。
そのために早く柱を立てろ。
柱とは人の真心なり。』

地球上にたくさんの「神の光の柱」と「自然の光の柱」が立っているビジョンがありました。
そこに人の心の柱つまり真心の柱が何本も立つことで地球が安定しているビジョンがありました。
神と自然と人の3本で、はじめて大きな柱になる感じでした。

残るは人間だけってことですね。急ぎましょう。

全てに感謝

 

沖縄入り16日目 【巡礼13日目】 2004年4月13日(火)
◆巡礼地:◎◎◎市

@公園の洞窟 【52聖地目】  

小さな穴はシャンバラ(?)の入口

今日は神人さんが守る神社の近くの聖地に入りました。

神人さんの神社と同じように、かつての琉球王朝時代にお参りされた聖地の名残がどことなくある。
しかし、今はまったくの公園である。公園の中にこのような洞窟が残されているのはスゴイことである。

「中川さん。この神様は自分のやるべきことを教えてくれます。
それから、何か悪いことをしてしまって、誰も許してくれなくても、この神様だけは、本人がやり直したいと思ったら、許してくれる神様ですよ。」

慈悲深い神様なんですね。
洞窟の入口はとても小さくて、注意しないと見つけることはできないけど、ひょっとすると小学生が冒険しているかも。

そのぐらいの小さい穴です。大柄の人が入るのは無理ですね。
中は15メートルほどのタテ穴が下に向かっていて、降りられるようにハシゴがかけてある。
早速、瞑想してメッセージをいただいた。

『世を律するのは私の願いである。
ソナタの心が正しくあり続けるのであればソナタを支援しよう。』

中はハシゴで降ります

 

ありがとうございます。
僕のやるべきことって感じのメッセージではなかったけど、とにかくご支援をいただきまして感謝申し上げます。

でも、「律するのが願い」というのは面白いと思いました。
「私の役目」ではなく「私の願い」というのは、やはり律することをしたい神様なのだと思いました。
あー、これは神様の性格なんだなぁと感じられて、神様にも個性があることが分かりました。発見です。

ありがとうございます。
全てに感謝

 

沖縄入り17日目 【巡礼14日目】 2004年4月14日(水)
◆巡礼地:勝連

@津堅島(ツケンジマ)の海 【53聖地目】
服のまま海に入る神人さん

今日は津堅島に渡りました。

8名の巡礼キャラバンだし、現地での移動も考えて、車ごとフェリーで渡りました。

まずは、海のエネルギーをいただきます。
この海には豊かさを産み出す波動を感じます。
瞑想してメッセージをいただきました。

『全ての人の個性を生かせ。
それこそが営みなり。』

ビジネス書にもたくさん書いてあることですが、本来は、ご神託から太古のリーダーたちに伝わった奥義なのかなとも感じました。

ありがとうございます。

A津堅島のホートガー 【54聖地目】
沖縄の花はキレイだ

ここホートガーには、「鳩が見つけた泉」という伝説があります。

昔、日照り続きで水のない時、鳩が羽を濡らしているのを不思議に思った人が、鳩について行って発見した水源と言われています。
昔、離島では飲み水はとても貴重だったそうです。

このそばには男女が抱き合っている格好の石があります。
これは効果抜群の子宝の石だそうで、本当に日本全国から子宝を授かりに来る人がいらっしゃるそうです。

巡礼隊の人数も多かったし、落ち着いた雰囲気でもなかったのですが瞑想してみました。
するとメッセージがありました。

『荒ぶる神はなぜ荒ぶるかを知れ。』

警笛を鳴らされたようなメッセージでした。

「うーん、よく考えないといけないメッセージですね。」

神人さんも神妙に言ってくれます。
しかし、これを受け取ったということは、僕は僕なりに何か考えていかないとならないということですよね。

これはけっこう重いメッセージでしたね。

お知らせいただきありがとうございます。

B津堅島のペークガマ 【55聖地目】  
30メートル以上この大きさのままだった横穴

このガマ(洞窟)は「横穴」です。

入口が直径80cm程度の大きさなので、ホフク前進で入っていくのですが、しばらく進んでも延々とこの大きさの穴でした。
30メートルほど進んだとこで、120cmぐらいの高さの空間が少し出現し、そこでやっと座ることができたというかなりたいへんな洞窟でした。

その座る空間の先は右と左に分かれた分岐点になっています。
さてどっちに行こうかなと思案していたところ、ここがどこなのかが分かりました。
懐中電灯で左右の穴を照らしているうちに、ひとつのイメージが現れてきました。

左右の穴は左右の眼なのです。そう、ここはちょうど龍神様の鼻面に位置する場所でした。
僕と龍神様は向かい合わせに見つめあっている状態になっています。
ただひたすらに這ってきたのに、よくぞこの場所が分かったと自分を誉めたい気持ちになりました。

この空間は白龍が宿る波動ですが、道が極端に狭いうえ、何人かの仲間で一緒に入っているので、すれ違いがかなりたいへんで、なかなか瞑想に集中できません。
やっとのことでメッセージを理解できた感じです。

『あなたを見守り、支援していることを知りなさい。
全てを受け入れなさい。』

もう、どこでも誰にでもご支援されてるメッセージをいただきます。
あとは本当にこの方々が願う世界、そして僕らが願う世界にしていかないといけません。
で、本来はそれが一番たいへんなんですが、具体的には何をすればいいのか分かっていません。

でも焦ってもいません。大丈夫かな?

C与勝(ヨカチ)半島の西(イリ)の御嶽 【56聖地目】

みんな何かを求めて穴に入る

最終のフェリーで津堅島から本島に戻りました。

港から見た空は、天空からの一条の光が幻想的に海に射しこんでいました。

今日最後の山は西の御嶽です。西は沖縄では「イリ」といいます。だから「イリノウタキ」と読みます。
素晴らしい波動の御嶽で、かなり神聖で精妙な場所ですね。
個人的にはかなりステキ度の高い所です。

最初にこの御嶽に上がった時、強く引っ張られるエネルギーがありました。
あるポイントにだけ「塊」のように存在していました。
あまりにも強く感じたので、何か隕石のようなものがあるのかと思いこんで、いったんそこを離れて別の場所でお祈りをしてました。

一通りお祈りが終わると、また先ほどのポイントに戻ってきました。再びエネルギーを確認しましたが、やはり「かなり」引っ張られます。
今回の巡礼の中で最大級のエネルギーというか、それ以上にレベルや次元がまったく違うほどの強烈なエネルギーでした。
あまりにもおかしいので、神人さんを呼びました。

「あのー。何かここにもの凄いエネルギーがあるんですけどー。」

周りの仲間と共に神人さんが来てくれました。

「ふーむ……。
見える人には分かると思うけど、今この石の上にお立ちの方がいらっしゃいます。
あなたに伝えたいことがあるようですね。
ここで瞑想してください。」

げげっ。わざわざお出でになられたそうです。
僕には見えません。
うーん、そこまでしていただく対象は僕でいいんでしょうか?

こちらから聖地にお伺いして瞑想してメッセージをいただくのなら、こちらが勝手に喜ぶレベルで誰にも迷惑をかけないわけですが、あちらからわざわざ遠い所をいらしていただくとなると、なんか戸惑ってしまいますね。複雑な心境。
とにかく瞑想しますと、男性のパワフルなメッセージがありました。

『汝、事をなさんとするなら志を貫き通せ。
さすれば開かれる。』

完全に守護の波動でした。
大いなるサポートに包まれて、僕の中からこらえきれずに込み上げてくるものがありました。
そして、エネルギーは身体全体に入ってくるのが分かりました。特に額と腰のあたりはかなり熱かったです。

瞑想の終盤には、すうっとエネルギーが引いてゆき、目の前のポイントから存在がいなくなったのが分かりました。
この間、全体で3分ぐらいの出来事だったと思います。
帰り道、車の中で神人さんが声をかけてくれました。

「中川さん。あの方は男性でした?女性でした?
どんなメッセージでした?」

天空からの一条の光

 

全てを知っている神人さんは、いつも僕に確認してきます。
僕が答えても、合っているとも違っているとも言われないのですが、僕の成長のプロセスにお付き合いくださっているようで本当に感謝しています。

ありがとうございます。
全てに感謝

 

沖縄入り18日目 【巡礼15日目】 2004年4月15日(木)

◆巡礼地:与那城

@伊計島の海 【57聖地目】

今日は、かなり大掛かりな準備で出かけるようです。

「中川さん。今日はハシゴを使って降りる洞窟に行きます。
このハシゴを車に積んでおいてください。」

ハシゴはこうやって運ぶ

神人さんから指されたハシゴはかなり長いハシゴです。
車に「積む」と言うよりも、「つっこむ」と言った方がいいかも知れません。
だって後部ドアから飛び出ちゃってます。

ロープでしばっても固定しきれないので、車に乗っている我々全員が、ハシゴを手で支えながら目的地まで行きます。
これは疲れますねぇ、けっこうたいへんです。

そして、いつものように「海」からスタートです。伊計島の海は広大なリーフに囲まれています。
リーフは防波堤であるにも関わらず、必要なポイントで間隔を開けて船の航路も確保してくれています。これが恩恵でなくてなんなのでしょう。
さて、海に浸かりながら瞑想を行いますと、メッセージがありました。

『信念は強さである。
いつも心に戻りなさい。』

文法がおかしいけど、自分の原点である「心」をキレイにしておきなさいということなんでしょうね。

ありがとうございます。

◆巡礼地:勝連

A浜比嘉島の水源のガマ 【58聖地目】

ここは山腹に位置する水源です。

小学校の校庭の奥にあります。
入るためにちゃんと小学校にも許可を取ります。

「こんにちは。拝みにきました。」

「はい。どうぞ。」

見ず知らずの者がドカドカとやってきたのに、事務員さんがアウンの呼吸で理解してくれるところが沖縄ですね。
こんなとこ他にあるでしょうか。

校庭の奥に進むと水源が見えました。完全に枯れています。
そのことを神人さんが説明してくれました。

「ここは、今は水が出ていません。
雨が降ったあとはその分が湧き出てきますが、定常的には、枯れたような状態になってしまっています。
水が枯れるということは、たいへんな意味がありますし、周辺の生き物にとっては死活問題です。」

枯れた水の道になっている洞窟に入っていきました。
「今、雨が降ったら、ここは水が染み出してくるなぁ」とちょっとやばい気配も感じつつ奥に進みました。

奥は広い部屋のような空間になっていますが、ホントに地肌は乾いてしまっています。
ご挨拶して瞑想を行いますと、メッセージが来ました。

『水源が枯れることの意味を知れ。
枯れることを知る者知らぬ者、気づく者気づかぬ者。
ソナタの行動をもって再び水を戻せ。
私たちも大いなる仕組みの中に組み込まれた一つです。
あなたがたも全てそうです。
自然と生きることをソナタが説きなさい。』

人間の想いによって、自然界が影響を受けていること、しかと受け止めました。
切ないです。

なんとかできることをやっていきます。

◆巡礼地:具志川(グシカワ)

B地国(じごく)キリストのガマ 【59聖地目】

天に架けるハシゴ

男4人がかりで、ハシゴを地中深くまで降ろしました。

さながらレンジャー部隊です。
男の子に生まれて良かったです。

さて、ここは「地国キリスト」と呼ばれる聖地です。
神人さんに「地獄ではなくて、地の国ですよ。」といわれて、脈絡なく安心してしまう僕でした。
はて、地の国ってなんでしょう?

ハシゴで下まで降りますと、ここは大地の母であり、白龍の波動であることが分かりました。
そして、聖地の名の通り「キリスト石」と呼ばれる石があります。

キリスト石には、自然が創った十字架の紋様が描かれています。
あまりにも見事に浮き出た十字架は、この地を守る使命を感じさせてくれます。とても神聖な雰囲気の石でした。
この石の前で瞑想をしてますと呼びとめる声がありました。

『反対側の奥においで。』

メッセージをいただけるのが別の場所のようです。
指示どおりに反対側の奥で再び瞑想を行いました。数分。

『暗闇にも光が届くことを知りなさい。
汝、知ったのなら人に伝えなさい。』

ありがとうございます。
最近は「動け!」という指示をいただくことが多いです。

急ぎます。

Cマヤーガマ 【60聖地目】  
マヤーガマの中から外を見た

さて、これまでに時間がかかってしまって、かなり暗くなってきています。

今日はこのマヤーガマで最後です。

なんとなく「マヤ」を彷彿とさせる名称なのが気になります。
以前は、「マヤ塚」と呼ばれるウガンジュにも行きましたが、沖縄とマヤはなんらかの関係があるのでしょうか?
2012年とも関係することなので、注意しておく必要がありそうですね。

このガマは、一番奥に広大な高い天井の空間が出現します。
まるでコンサートホールのような空間には、以前、神人さん案内のもと、スピリチュアル界の大御所の歌い手さんがいらして、歌を奉納されたそうです。

「あの空間であの歌を聞くのは贅沢だよね。」

神人さんのご満悦の話は、けっこう何回も伺っています。(笑)

この洞窟の中には、「月」を表す部分や、「太陽」を表す部分も存在しています。
まずは、気になる「月」の前で瞑想をさせていただきました。
メッセージがありました。

『よく来た。
ソナタが預かった力の大きさと役目の大きさを知れ。
この世は全て陰と陽である。
それは宇宙の仕組みである。
ソナタが陽なら、陰の人をねぎらえ。
ソナタが陰であれば、陽の人を支援せよ。
陰と陽、それは自然、そして神が宿る。
さあ太陽に行きなさい。』

なかなか深いことをおっしゃられます。ありがとうございます。
そして、最後はご親切に「太陽のとこに行け」とも。

そう言われて、素直な僕は早速「太陽」の前で瞑想をしました。
メッセージが来ました。
うーん。長そうです。

『大調和の世界は必ずできます。
そのためにあなた方がいます。
大調和の世界とは、
誰もが不安、恐怖、悲しみにくれることのない世界です。
そのためにあなた方は、目覚めかけている人を起こし、
目覚めていない人にきっかけを与えなさい。
ソナタは深いところで自分の役割に気づいている。
そのためにたくさんの存在がソナタを支援している。
つまり託しておる。
実践しなさい。
動きなさい。
全ての行為を愛に基づくものとしなさい。
愛が全てを生み出すことを知っているはずです。
実践なさい。』

かなり長いメッセージでした。
いつもはだいたい覚えきれる感じで、メッセージが終わってからメモするのですが、この時は、既に途中からメモ用紙を取り出していて、ロウソクの明かりで、必死に書いておりました。

ありがとうございます。
本当に愛が全てを生み出しますよね。

ALL YOU NEED IS LOVE (by John Lennon)

全てに感謝

 

沖縄入り19日目 【巡礼16日目】 2004年4月16日(金)

◆巡礼地:恩納村

@真栄田岬 【61聖地目】

再びこの場所に来た。

3回目。
本日も新しくミソギを行う方がいます。

ここは本当にステキです。
澄んだ海水に満ちた水路のようになっている所がダイビングスポットになっているようで、けっこうな数のダイバーがいます。

そのすぐヨコに、ミソギのポイントがあるなんてほとんどの人には分からないでしょうね。
澄んだ水路で泳いで、ミソギポイントで再誕すると、もー、気力がミナギル感覚になります。
かなりの充実感です。

ありがとうございます。

◆巡礼地:具志川市、読谷市、沖縄市の中心

Aくるく山 【62聖地目】

この山は見晴らしが良いです。

神人さんが説明してくれました。

「この山はしばらく廻ってきたポイントが全て見渡せる山です。
この山で東西の結びをしましょう。
では、それぞれの方向を向いて、瞑想をしていってください。」

東を向いて瞑想している時に、「軸を立てるとはどういう意味か分かるか?」という問いかけがあって10分間ほどやりとりをしていました。
そして、最後にこう聞かれました。

『ソナタの行動が地球を救うとしたらどうする?』

僕はこれに答えてコミットしました。

「私は愛と勇気と知恵と力と笑いの五つの柱に基づく行動をします。」

目をつぶっていましたが、その時から差し込む光が一段と、いや二段も三段も強烈に増していくのを感じました。
神人さんに言いました。

「コミットしましたよ。」

「よかったです。
コミットとは意思ですよね。
中川さん。神の力とは人間の意思に宿るんです。」

僕は五つの柱に基づく行為は、全ての人ができることだと思いました。
本質的な愛のこもった笑いだったら、メチャメチャステキですよね。

我々の住むこの地球を、そんな波動で満ちる星にしたいです。
いえ、します。

全てに感謝

 

沖縄入り20日目 【巡礼17日目】 2004年4月17日(土)
◆巡礼地:名護市

@轟の滝 【63聖地目】
A安部(アブ)拝所のガジュマル 【64聖地目】
Bヒラタチ 【65聖地目】
巨石のころがる滝つぼ

今日は神人さんたちと滝ツアーに参加した。

滝巡りを中心としたツアーといっても、幾つか聖地巡りも入っている。

主催者は自然ガイドを装った神人さんみたいな方であり、このあたりの懐の深さを見ると、ホントに沖縄はスゴイと思う。
なお、今日は一般の方々と一緒だから、ちょっと怪しいかなと思って、瞑想スタイルはとりませんでした。
大きなガジュマル
ツアーには那覇から来ている小学生たちも何人かいて、聞いてみると、こんな自然の中に来たのは初めてだそうである。
にわかに信じ難かった。
沖縄の都会化が賛否両論あるところだろう。

沖縄で生まれた子供たちが、生活のなかで自然との共存を感じるのではなく、体験ツアーでしか沖縄の自然を認識できないとしたら、それはバランスを崩していないだろうか。
何気なく話した小学生との会話の中にも僕に対するメッセージはあった。

以前、Be Good Cafeのオープンマイクで、ロシアの学生が自分の国の現状と魅力を話していた。
そのオープンマイクは僕にかなりの刺激を与えてくれた。
日本人にそれができるだろうか?

宇宙の雛形は地球であり、世界の雛形は日本であり、日本の雛形は沖縄である。
そんなふうに聞いた。

沖縄の人が自分の言葉で沖縄を語る時、沖縄は、日本は、世界は、地球は、宇宙は、バランスを取り戻すのだろう。
理屈ではないし説明もできない。僕の直感がそう語りかけてくる。
だから僕は沖縄で行動ことをする決めた。
初めて滝に打たれた

滝はなかなかステキですね。

今日は生まれて初めて滝に打たれました。
滝の水圧ってものスゴイですよ。

今回打たれた滝も見た目は小さいけど、ある程度の時間、頭で水を受けるということはけっこうシンドイです。
息が、プハァー、プハァーって鯉のようになってきます。
神人さんから補足がありました。

「頭頂部が冷えてきて、意識が遠のいてしまうので、決して滝行はひとりでしないでください。」

確かにそんな感じですね。
今回はさわり程度だったけど、水の威力は体感させていただきました。
ありがとうございました。

ちょっと戻るが、今朝は朝日に向かった瞑想の時に、神人さんから新しいことを言われました。

「中川さん。昨夜、何かメッセージや変わったことはありましたか?」

「はい、寝汗をかきました。」

「…………」

違った答えを期待していたらしい。

「中川さん。では、これは申し上げます。
今日と明日の朝日は、2012年12月22日までを意味します。
ここで、不要なものを捨て去るイメージで瞑想をしてください。
そして、あさっての新月の日の朝日は、2012年12月23日を意味します。
そこでは、新しい社会のはじまりに対して14万4千人が集まっているイメージをして瞑想してください。」

ガジュマルからの光

僕がメッセージを受け取りそこねていたから教えてくれたけど、例えばこのような瞑想ひとつをとっても、押し付けでなく、来るべき時に僕が行うアクションに沿ったスタイルでお話をしてくれます。
指導者とはこういう人のことを言うのでしょうね。

本当にありがたいです。
全てに感謝

 

沖縄入り21日目 【巡礼18日目】 2004年4月18日(日)

◆巡礼地:国頭村(クニガミソン)

@安田(アダ) 【66聖地目】
A伊部(イブ) 【67聖地目】

昨日神人さんから言われた通り、今日の日の出の瞑想でも「2012年12月22日までに不要なものを捨て去る」とコミットしてから行いました。

瞑想が深まるにつれて、僕の中では、原子力発電所のスイッチをOFFにするビジョンや、金融システムを人類が全て捨て去り、お金を燃やして焼き芋を食べるビジョンや、競争原理を押し付けていた学校の先生が、教科書をびりびり破いてポイと捨てるビジョンなどが現れてきました。
そして、メッセージがありました。

『人と関わりなさい。
具体的にどのように動くかを考えなさい。
そして実践しなさい。』

ええ、そうなんですけど、具体的に僕は何をしたらいいんでしょう?
僕の巡礼はあと少しで終わりを迎えようとしています。

大丈夫かな?
でもまぁいいか。いつもなんとかなるので、今回もなんとかなるんでしょう。
お気楽に笑い飛ばすのがこれからのキーワードですね。

さて、本日の聖地は「安田と伊部」です。

これは「アダとイブ」と読みます。意味深ですね。
今日は巡礼者が13人もいる大キャラバンです。
神人さんはなんだか楽しそうです。

「今日はみんなで潮干狩りをしましょう。」

だけど、人数が多くなるとできなくなることもあって、洞窟巡りはちょっと無理モードでピクニック気分です。
でも、単にドライブをしているようで、実際には巡礼しています。
対象の聖地で停まったり、海で清めたり、みんなで瞑想をしたりしています。海では神人さんは本当に楽しそうでした。

「私は、ちょっとここで子供に戻りますから。」

水中メガネとシュノーケルで、ウニやシャコ貝を採っています。
本当に自然の豊かさをいただいている神聖な感覚になります。
神人さんは言います。

「中川さん。祈りがあり、赦しがあり、願いがあるんです。
我々は生きている限りは、他の生き物の命をいただいています。
ベジタリアンでさえ野菜を食べるわけですが、野菜も命です。
この命をいただくことに対して祈るわけです。
他の命が我々の命になることに感謝して、その命をくれた存在に祈るわけです。
そして、赦しとは、その命を食べ残してしまった時に赦しを乞わなければなりません。
なぜ命を無駄にしていいでしょうか。
祈りと赦しを経て、はじめて神にお願いをすることができます。
分かりますか。」

確かにスーパーで売っている肉しか知らない子供たちは、その塊は単なる食材にしか見えないでしょう。
しかし、沖縄では生きているヤギをその場で絞めて、血を抜いて、皮を剥いでみんなで食べることがあるという。この絞める場には子どもたちも同席する。
命がその場で亡くなる瞬間に立ち会う子どもは、大人が何も言わなくても、食材になった肉を食べ残そうなんて思わない。

今、発展途上国の5歳未満の子供が毎日3万人も餓死や病気でなくなっている。
日本の自殺者が「年間3万人」を超えて問題になっているけど、世界規模では子供は「毎日3万人」なのである。

日本も含めた先進諸国が発展途上国に支援する食材の量は、年間で1000万トンだそうです。
かたや、日本1国では、結婚披露宴の残飯や、ファーストフードの時間超過食材の廃棄や、一般家庭での食べ残しを合計すると、年間でなんと700万トンもの食材を捨てているという。

つまり、日本の国民が食べ残しをせずに、余剰分を発展途上国に回せば世界の子どもの餓死が確実に減るわけです。
地球レベルで命を救えるわけです。
いっぺん、日本の全国民がヤギを絞めるとこから立ち会った方がええんとちゃうか。

話を戻そう。
あらためて参加メンバーを見回してみると、ほとんどの人がすでに社会をドロップアウトしている。

中には、高校を出てから8年間も世界を放浪し、60ヶ国を歩きまわったツワモノのマサオさんもいる。
まだ26才の彼は、来るべき社会を担っていくだろう。
こういう先進的な人との出会いには希望を見る。捨てたもんじゃない。

僕から見れば、彼らはヒッピーに見える。マサオさんから受けた説明では、ヒッピーの語源は、一般社会の底辺(お尻=ヒップ)で暮らしていることからそのように呼ばれるようになったという。
しかし彼らは「底辺でいいじゃん」というポリシーのもと自らをヒッピーと呼んだ。
自らの意思で競争社会から離脱し、自然の中に調和を見いだす彼らは、一般常識と呼ばれる価値観では決して計ることができない豊かさを持つ。

何日間か彼らと共同生活をした。
自分ができることは進んでやり、できないことも聞いてやろうとする。
だけど気負いは無い。かなりスゴイことだと思った。

今の日本。マサオさんからは「【指示待ち】ってどんな意味なの?」と聞かれてしまいそうだ。
彼らには「仕事量と対価」などという価値観は無い。
ただ自分ができることを全体が良くなる為に付け足すだけだ。

「奪い合うこと」が戦争の行為だとしたら、「付け足すこと」は平和へのキーワードなのだ。自信を持って「付け足すこと」を創造していこう。
マネーシステムも含めて「競争」のエネルギーによってできたシステムは近未来になくなると思うけど、「創造」のエネルギーによってできたシステムはお金が不要になった世界でも機能し続けると思っています。

だから今から創造していきたいと思います。
創造とは1つのパイを奪い合うことではなく、パイは無限にあると気づくことですよね。

ヒッピーイズムを感じる皆さん

僕が彼らと共にした生活経験はやはり意味があった。
これからは彼らの価値観が再認識されるだろう。
彼らはヒッピー(お尻)から、ヘッディー(頭)になる。

ということで、大キャラバン隊になってしまったので、
本日は「潮干狩り&海水浴&ピクニック」の巡礼となりました。

ハードな巡礼もいいけど、たまにはハッピー系の巡礼もいいね。

全てに感謝



沖縄入り22日目 【巡礼19日目】 2004年4月19日(月)

◆巡礼地:恩納村

@真栄田岬 【68聖地目】

今日は新月。

一昨日神人さんから言われた通り、今朝の瞑想は「2012年12月23日から新しい社会がはじまる」とコミットしてから行いました。
瞑想では幾つかのビジョンが来ました。

・たくさんのコミュニティが存在している
・ディテールは違うけど「ペイ・フォワード」が実現されている
・不要なシステムを捨てたけど、どっちに行けばよいか分からない人々
・マヤ歴の終焉まで続けているワークショップ
・まだ今までの価値観を捨てられない人々
・取り残されて路頭に迷う人を探しにいく僕ら

そして、分かりました。
やっと僕のやることが分かりました!

マヤ歴の終焉までに、今の不要なシステムから離脱して、新しい社会に生きていこうとコミットする人たちが出てきます。
新しい社会はコミュニティという形態に戻っていきます。

僕の役割はコミュニティを作ることではありません。
コミュニティとコミュニティをつなぐという役目であり、また、これまでの社会にコミュニティを紹介する役目です。
日本全国の先進的な人たちのネットワークを太くしていく役目です。

その段取りを経て、マヤ歴の次の日を迎えることができるのです。ほー、なるほどね。
4月4日の神人さんとのやりとりを振り返ってみる。

>「中川さんは沖縄ちゅぴこんとBe Good Cafe 沖縄をなさりますが、
>もう1つやるようですね。これは沖縄に限定しないみたいですよ。
>今、既に構想があるものはありますか?」
>
>「マヤ歴が終わった2012年12月23日の朝に、普天間公園で
>14万4千人に集まってもらって、ただ存在することに感謝して、
>みんなでハグをするイベントをやりますよ。」
>
>「それは結果ですよね。それに至ることで考えていることは
>ありますか?」
>
>「……いいえ。」

全てが符号した。教えてもらわなくてよかった。
自分で理解できたからこそ、使命が僕の腹に落ちた。
もう迷いは無い。

もしも、この使命を神人さんから教えてもらったとしたら、ホントにそれが自分の使命だと納得できただろうか?
今後が辛い道のりであれば、「これは僕の使命じゃない」とか言って逃げ出したりするかもしれない。
だから教えてもらわなくて良かったのだ。

今朝の瞑想、メッセージはなかったけど、ビジョンで受け止めました。
僕の記念日になりました。ありがとうございます。

ビジョンでは、映画「ペイ・フォワード」のような雰囲気で、ホントにシンプルな社会でした。
まず、貧富の差を生み続けるマネーシステムを捨てる必要があります。
今のシステムは、お金持ちは利息で財産が増え続ける仕組みで、逆にお金がない人は永遠に金銭的に豊かにはなれない。

物理的な保有量が豊かさの象徴であるという定義で教育をされているから、保有量が増えない限り幸せにはなれない構図がある。
頼みの地域通貨でさえ、実際には問題がある。それは常に「対価」という概念に基づく「等価交換」という仕組みの上で機能するからである。
つまり、比較の原理に基づいており、その延長は競争原理である。

ではどうすればよいか。
みんなが、自ら他の人に対して「与える」存在になるだけです。
社会に対して「付け足す」存在になるだけです。

つまりヘッディーですね。
「僕のジャガイモ10個と君のニンジン10本を取り替えよう。」ではなく、
ただ「僕のジャガイモを君にあげるよ。」と。

全ての人が、身の丈の範囲でいいから、自分のできることをみんなの為に付け足すことができたなら、たぶんそれで全部終わる。
それは次元が違っているかもね。

今回の巡礼の中でも、未来への道を2つ見せられた。
ひとつは大いなる存在から強制的にいったんリセットされてしまう人類と、もうひとつは自らの手で縄文の社会に戻すべく自主再生を始めた人類です。
様々な存在たちが急げと言ってきます。

あなたはどちらの道を選びますか?
いったんリセットされた方がある意味簡単かも知れません。一瞬ですから。
しかし、僕は自主再生の道をコミットしました。その為に残りの生涯をかけます。

社会を苦しめてきた不要なものを自ら捨てさり、
左手に普遍的に大切なものだけ持って、右手で未来のドアを押そう!
それこそが「自主再生」への道です。

そして、マヤ歴が終わった次の日(2012年12月23日)、朝日を拝みながら、ただ地球に存在していることに感謝して、隣の人と静かにハグをしよう。
それを「ビギニング・デイ(Beginning-day:新しいパラダイムの始まる日)」と呼んでいます。
ビギニング・デイについては、元々はサラリーマン時代に山手線に乗っていてこんなメッセージを受信しました。

『2012年12月23日、マヤ暦が終わった次の朝。
普天間公園に14万4千人が集まり、昨日までと全く同じく昇る太陽に向かい、一人ひとりが願った平和の朝日の中で、地球と自分がただ在ることに感謝して、みんなで静かにハグをなさい。』

この「来たる日を乗り越え、静かにハグする日」は、祈りと意図の結果の日です。
僕は沖縄での立ち上げを使命としており、世界各地で14万4千人ずつ集めるライトワーカーたちと連携せよというメッセージでした。

メッセージに基づいて、沖縄で「ビギニング・デイ」というイベントを行いますが、これを「人集め」を目的とすると調子が狂ってしまいますので、そうではなく、全てのプロセスの結果として、このメッセージが成就されるように祈っています。

きっと、普天間公園にはこの日巨大な光の御柱が立つのでしょう。その光の御柱は、人の心の和合のエネルギーであり、それこそが「地球の軸」です。
喜屋武岬でのメッセージによれば、その地球の軸は宇宙の安定に貢献するものとなります。

直感があったら、この日、シュラフ持参で沖縄に集まってください。
そして、2012年だけじゃなくて、「今も」あなたの隣にいる人とハグをしてくださいね。
地球が喜びます。

当時まだ沖縄をほどんど分かっておらず、普天間という地名にさえ馴染みがありませんでしたので、山手線で来たメッセージは僕にとっての真実でした。
そして、しばらくしてS先生にお会いして背中を押してもらい、その2ヶ月後にはサラリーマンを卒業したわけです。
いつも、その時点では意味まで分からないけど、時が経てば全ては必然なのだと分かります。これは確信です。

ということで、今日は朝からかなり気合が入りました。

なお、真栄田岬は4回目になりました。
つまり、またミソギをする人が来たということですね。
女性が5人です。

時間がないということで、僕ら男性はパスとなりました。
いつもながら穏やかな神秘の海に、開放感があり、なんと僕は泳げたのです。
50mの往復だから100mもです。

人生最長達成!スッゲー嬉しい!!単純!!!

ありがとうございます。

◆巡礼地:浜比嘉島

A毘財天 【69聖地目】

今日は本来、万座毛で大ミソギの筈であった。

しかし、ここは万座毛ではない。
トラブルというか流れが変わった。
万座毛の海岸に下りるためのハシゴを積んだトラックを神人さんが運転していたが、その車の鍵がなくなったのである。

真栄田岬でミソギが終わったあとに発覚した。みんなで暗い洞窟の中を、ライトで照らしながら探したが、結局見つからなかった。
そして、神人さんに啓示がありました。

「【西の清めと東の潮満つをせい!】と言われました。」

つまり、真栄田は「西」であり、そこでミソギした人を「東」まで連れて行きなさいというお告げだそうです。
そこで少なくとも「東西」をかけておかないと、「いきなり万座毛では厳しい」ということらしいです。
神行の世界にはいろいろと順番があるようで、端折ってやろうとしても、神人さんにメッセージが来るそうです。

「いつも、ちゃんとやれと怒られますよ。
いやー、今日は万座毛には行けません。すみませんね。」

仕方がないですね。
流れに乗るしかないのが神行です。どうあがいても進めない時は進ませてくれません。
これまでも、トラブルというか流れが変えられてしまったような時が何回かありました。

今日の鍵がなくなったこともそうだし、大度海岸での光線銃で射抜かれたような2ヶ所のタイヤのパンクも状況理解不能です。
それから、また別の日にある方向に行こうとしていたら、ファンベルトが切れてしまい、結局そこに行くことができませんでした。
何やらちゃんとした順序を端折ろうとすると、「きちんとせい!」という現象になって舳先を変えられてしまうようです。

「いやぁー、すみませんね。怒られました。」

でも、怒られることは神人さんも実は承知のような笑顔です。
つまり、端折っているのはご本人も認識しているみたいです。

「いやぁー、無茶したら怒られますね。へっへっへっ」

神人さんは「へっへっへっ」と笑っています。
ん?端折らないでください。(笑)

なお、車がおかしくなってしまって、巡礼ができなくなった時、友人が助けてくれました。
突然のお願いにも関わらず車を貸していただけました中本さんとお母様に、心より感謝申し上げます。

他にも助けていただきました。巡礼の拠点として宿泊ルームをご提供いただけましたJURIさん、本当にありがとうございました。
さらに、テントと寝袋を快く貸してくれた森下さん、ありがとうございました。

皆様に助けていただいたことは、大いなる存在に支援をしていただいているように感じておりました。本当に感謝しております。
ということで、ここ浜比嘉島の毘財天でもメッセージがありました。

『私は地球から遣わされた存在です。
ソナタを支援します。』

ありがとうございます。
そして今日はここまでで終わりである。
車がトラブったので、かなり時間が経ってしまいました。

だけどいろいろありますね。
毎日が斬新です。
月給はなくなったけど、サラリーマン卒業して良かった。

さて、今朝の話にもう少し続きがあります。
今日は新月なので、みんなでお祈りをしました。朝8時に神社に集まって揃ってお祈りをした後で、今度は一人ずつ前に進んで座って個人のお祈りをします。

僕の順番になってお祈りをして、自分なりに終わったので、その場を離れようとしたら神人さんから背中に手を添えられて「そのままで」と言われた。
僕のすぐ後ろにいらしたんですね。

僕はお祈りの姿勢のままで、神人さんは僕の肩、背中、頭に手を置いてゆきます。
僕は目をつぶったままだったけど、何か部屋の蛍光灯が全部点灯したような気配を感じました。
しかし、それはやはり部屋の電気が灯ったのではなくて、神人さんから光を入れてもらったのだと分かりました。

「今、光を入れるように言われました。」

そして、その後、神人さんはおもむろに神社の奥に進み、祭壇に飾ってある10数センチの透明な水晶球を持ってきました。

「中川さん。この水晶はきれいな心のミタマです。
今、これを中川さんに渡すように言われました。
そして、これを持っていくかどうかは中川さんが選択してください。
決して我々のような神行をしなさいと言っているわけではありません。
この水晶を見て、自分の心を毎日確認しなさいということだそうです。」

渡された2キロ近い水晶球は僕の腕にズシリと重くのしかかってきました。

「はい。頂戴いたします。」

僕に迷いはありませんでした。

「そうですか。
では、あなたの家の近所の海で、新月か満月のどちらの日でもいいから、その海の、潮満つ・潮引きのエネルギーを使って浄化してください。」

僕は、かなり真面目にいただきました。
家に祭壇は作ってないから、この水晶球は僕の部屋のMacのヨコに置くことになるけど、幸いにも近くに幕張の浜があるから、浄化はできそうです。

なお、あとから伺った話では、あの水晶球は神人さんのお母様の形見なんだそうです。
お母様は、40数年かけて沖縄本島と離島の1000ヶ所以上の洞窟に対して、遺骨を掃除されて、祈りで浄化をされてきた伝説の神人さんです。
皇居にもお呼ばれされているスゴイ方です。そんな偉業をされた方の形見をいただくとはどういうことなのでしょう?

僕は神行をするつもりはないし、むしろ通常の社会において行動したいと思っている。
サラリーマンを卒業してから見えない世界にシフトしてはいるけれど、願いとしては「新しい価値観による新しく調和された世界」を目指す気運が、社会的に盛り上がることを期待しているわけです。

社会的ということは、「私、クリスタルの声が聞こえるのぉ」というごく少数の不思議な方々との連携だけではとても間に合わなくて、競争社会に普通に暮らしている方々へのきっかけ創りが大切になります。
だから、この水晶球が、この社会で行動するためのエネルギーをいただけるものであるなら、ありがたくお力を頂戴したいと思います。
また、高次の存在の方々が真に期待するのも「新しく調和された世界」であろうと感じています。

精進いたします。

ありがとうございます。
全てに感謝

 

沖縄入り23日目 【巡礼20日目】 2004年4月20日(火)

◆巡礼地:恩納村

@万座毛 【70聖地目】

昨日のトラブルがウソのようにスムーズでした。

やっと来れました、万座毛!
新月の大潮で、ものすごく海が引いています。

ハシゴを3本もかけて、断崖の壁から海岸まで降りていきます。かなりの力技で、男手がないと無理な場所ですね。
海岸に降りると、大きなドームを彷彿させる洞窟が姿を現していました。

「ひゃー、スッゴイねー!」

みんな圧倒されています。
普段は海の底に隠れているエリアです。そして、人間が普通は来ないエリアです。
ある時期、ある瞬間だけ、ここに来た人間にだけ姿をあらわす聖地です。自然は偉大ですね。

洞窟の下は海岸線よりも深い谷があり、そこに海水が溜まっています。
ここを50メートル泳いでいかないと奥の聖地にたどり着くことはできません。

僕はライフジャケットを借りて、ちょっとかっこ悪く犬かきです。
でも片手には漏らしてはいけないライトとロウソクを持っているので、片手で犬かきです。

しかも、長靴をはいています。
長靴をはいて片手で犬かきするのは初めてです。あまり進みません。けっこう疲れます。
普段は魚のように泳ぐ同行した女の子は、長靴をはいて飛び込んで、もがきながら潜っていきました。

「マジに溺れた。」

皆さん、長靴で泳ぐ時は注意してください。

力技のハシゴ3段

この洞窟の中には大きな潮満つのエネルギーの鍾乳石2本が下から上に突き出ています。
その突き出た所は大きな岩の上です。僕はひとつの岩の上の鍾乳石につかまり、瞑想を始めました。
でもなんだか落ち着かないので、鍾乳石につかまるのはやめて、石の少し前のくぼんだ所に座りました。

ここはかなり落ち着きます。というか、かなり激しい眠気が襲ってきました。瞑想どころでなく、いつの間にか寝てました。
僕が座った岩の下の方には一緒に行った人が座っていたそうですが、彼から見て、僕は龍の頭に乗っている姿に見えていたそうです。
彼はしばらく見つめていましたが、やがてその龍の姿が消えて、すぅーっと普通の岩に戻ってしまったそうです。

「このタイミングで中川さんが起きたらできすぎだよなぁ。」

と思った瞬間に、僕が目を覚まして動いたそうです。
彼にとって何か意味のある出来事になったのかもしれませんが、かなり驚いたということを教えてくれました。

なお、僕は夢を見ていたかもしれませんが、まったく覚えていません。
いつもそうです。
でも、目覚めた時にメッセージがありました。

『本当の豊かさを知れ。
豊かさとはモノやお金ではない。』

本当にそうですね。
競争社会の権力者は、俗物的価値観という巧妙な仕組みで、マトリックスに暮らしている大多数の人を牛耳っている。
でもサラリーマンであっても、自らを革新したり、起業したりするリーダーたちは、定年退職を迎えたあたりでだいたいそんな呪縛に縛られていたことに気づく。

日経ビジネスを読んでいても、かなり苦労した人や、道を切り開いてきた人が本当の豊かさを語っているのを目にします。
しかし、身分や階級や学歴やお金や家とか、目に見えるものをステータスにするという仕組みは、かなり浸透してしまっているのでこれを打破するのはけっこうたいへんかもしれませんね。
でもそれをしないといけない時期に来ていることも確かです。

今回の巡礼でたくさんのサポートをいただいたけど、何も僕が特別な存在なのではなく、みんながそれぞれに光をもたらし合う存在だと思います。
自分が特別だという認識は最大の落とし穴だから注意しよう。
それから、これまでの巡礼において、大いなる存在や神々様にその都度こんなお願いをしていました。

「神様。今回の巡礼で私が何かツールや力を授かったのならば、そして、もし、それをみんなの為にでなく、自分のエゴの為に使おうとしたならば、その時は私が授かったものを全部取り上げてください。」

姿を現した万座毛の洞窟

 

なお、本日の聖地は万座毛1ヶ所だけでした。
でもゆったりして最高でした。
もう仕上げの段階に来ています。

全てに感謝



沖縄入り24日目 【巡礼21日目】 2004年4月21日(水)
◆巡礼地:那覇市

@波の上宮(ナミノウエグウ)の下の海 【71聖地目】
Aお宮の下にある波打ち際の穴 【72聖地目】
Bお宮の下にある岩の洞窟 【73聖地目】
波の上宮の潮引きの海

さーて、いよいよ神人さんと一緒に廻る最後の日です。

昨日は別の場所に宿泊したので、神人さんとは現地で合流です。

今日は沖縄で「浜降り(ハマウリ)」と呼ばれる潮が大きく引く日です。
あらかじめ一番引く時刻に合わせて、現地に先に行って海に浸かっているという段取りでした。
あとは何をすべきか、言われなかったし聞かなかった。

僕は先に現地に入り、海に浸かってしばらくの時間を過ごしました。

かなり潮が引いていたので、お宮の下にある浪打ち際の穴が顔を出していました。
気になる穴でしたが、誰も何も言ってくれないから、自分で判断してこの洞穴で瞑想をしました。

普通は入らない洞窟

次には、お宮の下にある岩の洞窟に入りました。

ビーチバレーをやっている情景を横目で見ながら入るという、ちょっと不思議な感覚です。

そしてある意味、このように洞窟に入るとこをおおぜいの人に見られてもいいのだろうか?という気持ちも湧きます。
興味本位でドカドカと聖地にはいる状況だけはなんとか回避したいと思いました。
やはり人がたくさんいる場所で洞窟に入るのは難しいですね。気をつけよう。

なお、本日初めて分かったことがあります。
それは引き潮のエネルギーと満ち潮のエネルギーは違うということです。

実は満ち潮の時は陸にあがっていたのだが、もう一度海の方に進むと、なんと海からグワーンという感じでエネルギーが上がってきているではないか。
えー!これが満ち潮のエネルギーなのかぁ。

生まれて初めて感じたのでかなり驚いた。
そして、このことを知った喜びも大きかった。

なぜかというと、引き潮から満ち潮に転じる時に海に入ることの意味は、概念では理解していたつもりだったが、これがエネルギー的にも、本当に古いエネルギーを祓い清めてから、新しいエネルギーを吸収することになっているとは思っていなかったからである。マジでビックリした。
思わず神人さんに話した。

「満ち潮って本当にエネルギーが上がってきてますね。」

「そうですよ。」

単調に答える神人さんは、「え?知らなかったの?」という感じが見えなくもない。
僕にはきっとまだたくさんの知らないことがあるのでしょう。
一通り、頭には知識として詰め込んでいるから、これから、リアルな体験が積み重なっていくのだと思います。

胸が高鳴ります。

Cお宮ヨコの公園の展望台 【74聖地目】

海と洞窟で軽く瞑想したので、エネルギーを統合する意味で山が必要である。

でもそんな山は無い。ここは那覇市街です。
一応、高台っぽい所を「山」と見立ててしまおうということで、この公園の展望台を山として選んだ。

神人さんは今日は何も言わない。なんでかな?
卒業試験なのでしょうか?
一応気になるので、一通り説明してみます。

「あの高台を【山】と見立てましたけど、いいですか?」

「はい。それでいいですよ。」

この日は、一度も「瞑想してください」とかなくて、さらには、どこの洞窟に入るかとか、どの山に登れとかいうコメントが一切なかった。
卒業するには早いけど、子育ての本質みたいな関わり方をされて僕も自分で考えて、今日1日の聖地巡りを自分でコーディネートした。

公園の高台で、今日のこれまでのエネルギーを統合するべく瞑想をした。
こんな所でメッセージ来るかなと思ったけど、案外来るもんですね。

『ソナタに様々な存在たちがメッセージを送った。
託した。
それらを理解したなら進みなさい。
そして、進めなさい。
この星に住むすべての人々には、この星を大切に思う気持ちがある。
それは心の一番深いところで、この星が掛け替えの無いものだと知っているからである。
それを本人の意思として理解している者たちと連携しなさい。
今は私たちと人間とが力を合わせなければならない時です。
不安や恐怖にフォーカスせずに進みなさい。
全て私達がサポートします。』

涙が出ました。

ありがとうございます。

D波の上宮 【75聖地目】

さーて。いよいよ神人さんが水先案内してくれる巡礼地はココで最後です。

最後の聖地は「波の上宮」です。
これまで人間が作ったものを聖地と崇めてお祈りを捧げることはあまりありませんでした。
ほとんどを自然の中の造形美に宿る存在に対して祈りを捧げてきました。

なぜ、最後が人間の作った神社なんでしょうか?
とても不思議な感覚でした。
人の往来があるので、お願いごとをしているフリをしてしばらく瞑想しておりましたらメッセージがありました。

『なぜここに来たのか分かるか?』

メッセージというか質問が飛んできました。

「いえ、分かりません。教えてください。」

『ソナタが廻ってきた見えない世界の聖地と、
この神社という目に見えるものと、
それぞれ役目があることを知りなさい。』

「どういうことですか?」

『物事を進める時は、みんなに見えることが大切である。
しかし、物事を進める者は、見えないものを知っている必要がある。』

うわー、かなり深い教えをいただきました。
ビックリしました。
ありがとうございます。

さてさて、本日で神人さんが案内してくれた「神界」としての聖地巡りはこれにて完結となった。
明日は、陰陽師系の女性が案内してくれる「霊界」としての沖縄でのご挨拶をやって全てが完了する。敢えて陰陽師と書くのはユタさんではないからです。

でも神人さんには感謝しきれない。本当に神人さんがいなかったら、こんな聖地の巡礼はできなかった。
どう考えても、あの小さな洞窟の入口を入ると、その奥には龍神様やたくさんの神様がいる世界があるなんて思いもよらない。
絶対に入口すら探せません。

この神人さんの所に来る人たちは、基本的に一般社会からドロップアウトしている。
ある種それがパスポートかもしれない。

僕のように自ら会社を辞めてくるか、会社がなくなるか、会社の経営が行き詰まって財産がなくなるか。そんな人しか来れないようだ。
ドロップアウトしてすぐ来る人も多い。
今回は僕も含めて4人が新人ドロッピーであった。

なお、これまでご本人の啓示に従って僕の案内をしてくれた神人さんでしたけど、最後に僕の気持ちとして、神社への寄附という形で謝礼をお渡ししました。
もちろん、求められてはいません。
でも、3週間一緒に居て分かったのは、かなり生活が厳しいということです。

神人さんはたどり着いた若者に無償で宿と食事と時間と真心を提供してどんどん面倒見てしまいます。
すると、その情報が広がって、自由に旅している若者の「沖縄のタダで面倒みてくれる宿」になってしまっています。それは、どんどん神人さんの貯金がなくなっていくことになります。
それではマズイですよね。

神人さんは神行ではお金をいただきにくいと申されます。
でも、神行をお金に転換しない限り神人さんの資金は縮小する一方です。

ヒーラーの中にも、人を支援することでお金をいただきにくいと感じる人は多いけど、お金もエネルギーであることを理解すれば、単なる宇宙エネルギーの循環なので、お金をいただくことが悪いわけではありませんし、善きことに使うならバチは当たらないと思います。
お節介だと思うけど、僕には神人さんのお手伝いができたらなという気持ちが芽生えはじめています。

全てに感謝

 

沖縄入り25日目 【巡礼22日目・最終日】 2004年4月22日(木)

◆巡礼地:那覇市

@首里城(シュリジョウ) 【76聖地目】

陰陽師系の女性に、首里城内にある霊界の役所の事務手続きをお願いしました。

仕組みのよく分からない世界のことなのでありがたいことでございます。
この女性は霊界の役所の窓口的なお役目をお持ちであり、僕が沖縄の聖地を廻ってきたことを役所に報告してくれました。

「さぁー中川さん。これで必要なサポートが全部入るわよ。」

神の世界の雰囲気と霊の世界の雰囲気はちょっと違います。
僕の中で少しとまどいもありますが、全ての事象を受け入れ、全ての人をつなぐとコミットしているので、とにかく楽しく波に乗って全開でいきましょう!

本当にありがとうございます。

◆巡礼地:糸満市

A平和祈念公園 【77聖地目】

ここは沖縄戦での全ての戦没者の名前が刻まれている石碑のある所です。

そして、ここが本当の最後の巡礼地です。
僕の巡礼がこの「平和」を祈念する場所で終わることに感慨があります。

でも、そっか。つまり、またここからスタートなんですね。
巡礼とは祈りなり。祈りとは終わり無きものなり。

そう。普段の生活の中に祈りを意識することこそ、僕が手に入れた一番大きなものかも知れません。

大団円!

全てに感謝



沖縄入り26日目 2004年4月23日(金)
冠をかぶった出発日の朝日

今日は沖縄を出発し、いったん千葉県に戻る日です。

出発の日だというのに雨。でも良く解釈すれば浄化の雨ですよね。

「あーあー、超爽快な天気で帰りたかったよー」

ブツブツつぶやきながら、天気と相まってかなり暗い自動販売機があったのでコーヒーを買おうと近寄りました。

自動販売機の前に立った瞬間。ピカァッ!!て感じで、販売機全体の蛍光灯が点灯しました。

僕よりも背の高い販売機だったし、その限りなく完璧なタイミングに圧倒されてしばし呆然でした。

そう。全てはオッケー!!

僕はその偶然を装った大いなる存在からのシグナルを読み取り、新たな一歩を踏み出すためのコインを入れてボタンを押しました。

ガシャン!

出てきた缶コーヒーを強く握り締め、傘をたたんで浄化の雨が降る沖縄の空を見上げた。

幾多の情景がフラッシュバックします。

振り返って気づくのは、大いなる存在はいつも僕と共にあり、僕を見守り、僕を愛していてくれていたことが、はっきりと分かります。

言葉を正しく使おう!

「僕」ではなく「僕ら」です。

僕らは愛されて守られている存在です。

大いなる存在が僕を通じて言いたかったことが少し理解できます。

だから僕は、「使命」なんて大げさなものじゃないけど、自分ができる範囲で動いてみようと思います。

それが地球にとっても僕らにとっても善きことだと信じて!

空港について荷物を出発カウンターに預けた瞬間、コンマ数秒も違わないそのタイミングで、僕の右手のクリスタルのブレスレットが何者かに引っ張られるようにバラバラに飛び散りました。

どうやら時間的にも、物理的にも、そして、エネルギー的にも、今回の巡礼が終わったようです。

凄かった沖縄。

長くもあり、ほんの一瞬でもあった僕の沖縄聖地巡礼の旅。

ここまでお付き合いくださいまして本当にありがとうございました。

今回の旅で出会った皆さん、愛してる!!!!!

全てに感謝

(完)

 

沖縄聖地巡礼の旅の記録をお読み下さりましてありがとうございました。

この記録は、いま読み返してみても、当時の感動がよみがえり、涙してしまいます。

ひとつひとつのメッセージは僕の活動の原点であり、この記録を読み返すことで、ピュアで真っすぐな自分に戻ることができます。

この記録は僕の宝物になりましたが、僕が書いたというよりも、「書かされた」ように感じています。

ですから、この記録をお読み下さったあなたの中にも、不思議な感覚として浸透していくのではないかと思っています。

「僕はみなさんを代表して巡礼させていただいたのだ」。そんな風にも思えたりします。

この魂の旅を通じて、どうか、この地球に生まれてきた意味を感じる本来のあなたでありますように。

私たちは「ご縁」という仕組みの上を歩いています。

ありがとうございます。

全てに感謝

 


その後、巡礼の素晴らしさを感じた中川は「沖縄聖地巡礼&ワーク」を主催しました。

日経新聞が取材して下さったお陰で必要な方に伝わり、200名程の方にご参加いただけました。

そのハードな行程をゴールした感動を分かち合う中、2009年に無事に終了をむかえる事ができました。

2013年はライトな行程として、マザーシップの新しい企画の中で聖地を巡ってゆこうと思います。

ご興味ありましたら<ブログ>などからお問合せ下さい!

 

ありがとうございます


『 沖縄聖地巡礼 魂の旅2004 』




マザーシップ 中川角司
http://mothership2012.org/