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オーラの色

2014-11-15

花の色が様々のように、人間の色も様々なもので、水が空の色を反映させる様に、体魂(生命魂)も心の色を反映させており、オーラの色は現在の自己の心境を暗示しているものです。ただ人間には、生命位相の本来の色が存在し、その自色ベースにその時々の心の色が反映する為に、色の違いだけで一概に判断するのは如何なものかと思われます。しかし、色は磁場の階層を表す標識であり、生命論にも明確な色相分類が存在することを紹介しようと思います。

樹木の葉が緑色で、タンポポの花が黄色、血液の色が赤色なのは、緑色や黄色や赤色の物質がそこに含まれているから、その色に見えるのでしょうか? 確かに、植物色素の一つである葉緑素が分解されると葉が白色化することから、緑色の本源は葉緑素に在ります。タンポポの花の色はカロチノイド色素が、血液の色は血色素が携わっており、それらの色の原因が内在色素に在ることは疑い様もありません。しかし、葉緑素(クロロフィル)や血色素(ヘモグロビン)の一体何が緑色や赤色に見えるのでしょうか? ちなみに、両者はMg ポルフィリンとFe ポルフィリンという中心に金属元素を備えた有機骨格を呈する物質であり、良く似た構造を取っていますが、マグネシウムも鉄も本来は銀箔色の金属であり、色の原因とは無関係な存在です。つまり、生物色素を分解しても色の本源と思われる物がどこにも無いのに、なぜか私たちには明確な色の違いを確認する事ができます。

一体、色とは何なのでしょうか?

ご承知の様に、私たちが見る物質の色は反射光によって具現されるものです。光自体には原則的に色は有りませんが、眼の網膜が特定の波長を感じると、黄色や赤色に感じてしまう様です。光はもともと磁場振動によって発生するもので、その本質的な役割は光振動を他の磁場に与えて、その磁場回転を増幅するという運動エネルギーの授受に係るものです。しかし、光には固有の波長サイズが在って、受け取り側の磁場半径のサイズと一致しない限り、原則的に吸収されないものであって、その多くは反射してしまいます。その乱反射のお蔭で、生物の眼に明るさがもたらされ、物を見る事ができる訳です。

眼の網膜は分子から構成されていますから、私たち生物が感知できる光波長は当然、可視光線と呼ばれる一連の波長の分子光だけです。それ以下の波長の光は分子磁場を楽々と貫通して原子や素粒子に吸収されるか、あるいは通り抜けてしまいますし、またそれ以上の波長の光は透過もしくはすり抜けてしまいます。一般に、可視光の波長は380Å~770Åという極めて狭い領域に在って、その範囲だけの光を明るさとして生物は感知しています。勿論、それを人間の眼の網膜では感知できませんが、可視光の他には赤外線領域の一連の光が存在し、生物の肉体はそれを熱エネルギーとして吸収しています。

太陽から送られて来る光線には、様々な波長の分子光が含まれており、その光量の絶対量が多いと、私たちの眼には眩(まぶ)しく白っぽく見えますが、反対に光量が不足すると薄暗く黒っぽく見える事から、白色と黒色は光量の増減によって具現する原色である事が分かります。石炭の様に光を良く吸収して反射光を出さない物質は黒く見えますし、反対に白墨の様な光を良く反射する物質は白く見えるものです。一般に、磁場重力が強く気密度の高い物質ほど、光を散乱・吸収する傾向にあって、反対に磁場重力が弱く気密度の低い物質ほど、光の直進・反射が起こり易い傾向にあります。その傾向は大気の振動波(音)も一緒であり、大気密度の薄い山頂では、音は良く直進して山彦反射を引き起こしますが、反対に大気密度の濃い平原では、音は散乱吸収されて全く届かないものです。

様々な波長の光を束ねた太陽光が全体として白色光である事は承知の通りです。それを波長別に区分けする分光器に通すと、波長別の光にはそれぞれの固有の色が現れます。無論、光自体に色が在るのではなく、その特定の波長が眼に飛び込んで来ると、私たちの眼は色として感知する訳です。今、殆どの波長の光を反射する白い物質があるとして、もしその物質が赤色光や黄色光という比較的長い波長の光だけを吸収したと仮定すれば、色のトータル・バランスが崩れて、その白い物質には突然色が具現して来ることになります。なぜなら、反射光の大半が短い波長の光束だけとなり、緑色光や青色光が主に反射するからです。その物質は緑色と青色が混合したシアン色の様な色相を呈する事になります。一方、殆どの光を吸収する黒色の石炭の分子組成に異変が生じて、赤色線を吸収する分子が消えたと仮定すると、その石炭は赤色光だけを反射する事になり、明度は低いものの赤黒色の石炭に変じてしまいます。

この様に、色の具現はその物質の分子組成(磁場サイズ)に原因が在って、光の吸収と反射によって様々な色相が誕生して来る事になります。ここまでの説明を聞くと、現代科学のそれと大差が有りませんが、重要な事は、特定の波長の光を感知すると、なぜ網膜はそれを色として認知するのかと言う問題であり、「色の謎」 を解明する事です。そこに物質磁場が存在しな いのに、不思議な事に生物魂(オーラ)には固有の色が存在し、見る人が見れば、その明らかな色相の差を感知できるものです。勿論、生物魂は反射体ではありませんから、「反射光による色相の出現」 では説明が困難です。今度はそれを発光体として分析しなければなりません。

オーラ光が発光体だと言っても、本当の発光体ならば光線を放射する筈であり、視覚でもカメラでも捕えられる筈です。それが出来ないと言う事は、それが可視光の領域外の光なのか、それとも光以外の何かを放出しているのか、そのどちらかです。そもそも、彼等(霊能者達)は一体どこの眼を利用して、その光を見ているのでしょうか?


これは科学者にもあるいは霊能者の人達にも知って頂きたい事なのですが、実は色相というものは磁場の階層を現す標識であり、如何なる磁場であっても、色別に区分けされており、その階層の分だけ色相の種類が存在するものです。光は磁場の振動から誕生するものですが、一つの磁場単位の振動は一つの波長の光を生み出している訳ではなく、階層別(半径別)に波長が異なる複数の光束を一度に生産しており、それらの光が自己の出生場所の情報(色相階層)を運んでいるのです。つまり光は運動エネルギーを運ぶだけではなく、同時に磁場情報も運んでいて、自分がその磁場のどこの階層から誕生して来た光であるのか、受け取り手にちゃんと分かる様に色別刻印されている訳です。要するに、光という物は、磁場単位の言葉(ボディ・ランゲージ)であって、電子磁場のささやきもあれば、核子磁場のささやきもあって、原子磁場や分子磁場のささやきも存在するのです。

一個の電子の振動は、ガンマ線領域の無数の波長の光束波を生み出し、それらの複合波が宇宙空間に放射されて拡散離散したとしても、そのたった一本の波長のガンマ線が相手の電子に到達すれば、その光は自己の波長と同じ半径サイズの磁場階層に吸収されて、その階層のエネルギー増幅をもたらします。たった一階層の増幅でも、最終的にはそれを通して電子磁場全体の増幅に繋がる訳ですから、電子に取って一本の増幅光線とは宇宙の砂漠空間で受け取る一杯の飲み水の如き大変貴重なものです。しかも、その一本の増幅光線には相手の電子の情報が詰まっており、相手がどこに居るのか、何を知っているのか、その磁場階層にプールされている記憶情報まで入手できる訳ですから、こんな便利なものはありません。人間が言葉(波動)で連絡し合い助け合う様に、宇宙の磁場単位は光波動で共生し合っているのです。人類は現在、電波という電磁場の振動波に情報を乗せて、遥か離れた領域にラジオやテレビを介して情報を送り届けていますが、それと全く同じシステムで物質世界も成り立っている訳です。

さて、私たち人間の体は分子単位で構成されており、眼とは分子光(可視光)を受信して識別する視覚器官に他なりません。可視光線が波長別に色分けされている様に、ガンマ線(電子光)でも、エックス線(陽子光)でも、あるいは紫外線(原子光)でも、分子光同様に皆波長別に色分けされているものです。それらの複合波を分光器に通すと波長別に整然と配列する事は承知の通りです。人間の眼では識別できませんが、それらの複合波は、ちゃんと虹(にじ)色に別れて出現しているのです。これは光の世界であれ、ミクロの領域もマクロの領域も物事の道理は一緒であり、この世は相似称の世界だと言う話に過ぎませんが、眼という局所的な小さな感覚器ばかりに気を捕われていると、肝心要の大きな眼(感覚器)の存在を忘れてしまうのが、人間の常と言えましょう。小さな眼では小さな事しか識別出来ませんが、大きな眼を使用すればマクロを識別できるのです。

小さな物質が一つの磁場単位である様に、私たち生物も 「生物魂」 という一つの磁場単位を形成しています。重要な事は、それ自体が一つの感覚器であり、大きな眼である事を認識する事です。生物魂そのものが磁場であって、光を放出する発光体であるばかりか、相手の光を受け取る受信機でもある訳です。その光は磁場階層に従って色別されており、その色相を識別する能力を生物は有しているのです。もし、その眼を正しく最高限度に発達されば、人間が臍を中心点とした一つの磁場球を呈していて、その中心部から黒-赤-橙-黄-緑-青-紫-金の順番に色相別に色分けされている事を観て取れる筈ですし、それが磁場共通の色相である事を知るでしょう。ただ、生物魂は上空の生命位相に磁化されており、その表面がその時々に於ける生命位相(心)の色に染められているの為に、心の動向を表す窓口として、オーラの色を観ているのです。

もし、現在の貴方のオーラの色が赤色ならば、貴方の心が地球磁場圏の赤の領域(中諦界)に同会している証拠、その狭くて低い赤ちゃん領域(動物領域)に軌道目線を落しているという事は、神経過敏な状態にあるという事であり、スポーツをしているのか、それとも車の運転をしているのか、さもなければ喧嘩をしているのか、八つ当たりの不服状態なのか、自己主義的になっているか、そのいずれかの生命状態だと言えます。赤はその色相のイメージ通り、危険信号だと言えましょう。この様な磁場の四階十二層の特色は、色の十二色と同じであり、正確に分類すれば、磁場階層と同じ分だけ、つまり無数の種類が存在するものですが、重要な事は色には意味があるという事であり、ちゃんとした順番があると言う事です。 また霊能者の人達の中には、色の読み取りを間違って捉えている人が大勢います。正しい学問を学んでから、霊的な指導に当たって欲しいと思います。


©未来地球研究所

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